解析Ⅲ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2016
授業科目 解析Ⅲ
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 高遠ほか著『新微分積分II』大日本図書,2013年
担当教員 田所 勇樹,福室 康介

到達目標

1. 微分方程式の意味と解の種類を理解できる.
2. 指定された型の主要な1階微分方程式を解くことができる.
3. 指定された型の主要な2階線形微分方程式を解くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微分方程式の意味や解の種類を説明できる.微分方程式の意味や解の種類を理解できる.微分方程式の意味や解の種類を理解できない.
評価項目2主要な1階微分方程式の型を分類し,解くことができる.指定された型の1階微分方程式を解くことができる.指定された型の1階微分方程式を解くことができない.
評価項目3主要な2階線形微分方程式の型を分類し,解くことができる.指定された型の2階線形微分方程式を解くことができる.指定された型の2階線形微分方程式を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
微分方程式の意味や解の種類について学ぶ.
主要な1階微分方程式について型の分類や解法を学ぶ.
主要な2階線形微分方程式について型の分類や解法を学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業は主として課題解決型アクティブ・ラーニングで行い,問題演習の時間をできる限り多くする.
注意点:
解析IIIは,高等専門学校でこれから学ぶ専門科目の基礎となる科目であり,学習内容をしっかり身につけることが望まれる.そのため,授業の予習・復習と,積極的に問題演習に取り組むよう心掛けてもらいたい.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 微分方程式の意味 微分方程式の意味を理解できる.
2週 微分方程式の解 微分方程式の解の種類を理解できる.
3週 変数分離形微分方程式の解法 変数分離形微分方程式の型を理解し,これを解くことができる.
4週 同次形微分方程式の解法 同次形微分方程式の型を理解し,これを解くことができる.
5週 1階線形微分方程式の解法 1階線形微分方程式の型を理解し,これを解くことができる.
6週 1階微分方程式の総復習 1階微分方程式の型を分類し,解くことができる.
7週 2階線形微分方程式の解 2階線形微分方程式の解の種類を理解し,解の線形独立性を判定できる.
8週 定数係数斉次2階線形微分方程式の解法 特性方程式を用いて,定数係数斉次2階線形微分方程式を解くことができる.
2ndQ
9週 中間試験
10週 定数係数非斉次2階線形微分方程式の解法(1) 特殊解の発見法を理解し,定数係数非斉次2階線形微分方程式を解くことができる.
11週 定数係数非斉次2階線形微分方程式の解法(2) 一般解と重複しない特殊解の発見法を理解し,定数係数非斉次2階線形微分方程式を解くことができる.
12週 いろいろな線形微分方程式(1) 連立線形微分方程式を解くことができる.
13週 いろいろな線形微分方程式(2) 定数係数でない2階線形微分方程式の特殊な場合について解くことができる.
14週 2階線形微分方程式の総復習 2階微分方程式の型を分類し,解くことができる.
15週 試験返却・解答
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力50000050100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000