到達目標
哲学的な問題について主体的に考え、主張することができるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各授業の問題について自分の考えを明確に主張することができる。 | 各授業の問題について自分の考えをある程度主張することができる。 | 各授業の問題について自分の考えを主張することができない。 |
評価項目2 | 各授業で取り扱われる問いがどのようなものかを明確に説明できる。 | 各授業で取り扱われる問いがどのようなものかをある程度説明できる。 | 各授業で取り扱われる問いがどのようなものかを説明できない。 |
評価項目3 | 各授業で取り扱われる問題の背景知識について明確に説明することができる。 | 各授業で取り扱われる問題の背景知識についてある程度説明することができる。 | 各授業で取り扱われる問題の背景知識について説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
哲学は、知識の習得よりも主体的に考えることの方がはるかに重要である。考えることに重点を置いた講義を行う。
授業の進め方・方法:
スライドで問題を提起しつつ、適宜考える時間を取る。時に指名して意見を求める、あるいは学生間でのディスカッションを取れ入れる予定である。
注意点:
毎回ショートレポートを課す。評価の20%を占めるため、毎回欠かさず提出することが求められる。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
授業の方針について理解する。
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2週 |
知っているとはどういうことか① |
知識の根拠を問い続けるとどうなるか考える。
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3週 |
知っているとはどういうことか② |
知っていることの根拠を外部に求めるとどうなるか考える。
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4週 |
知っているとはどういうことか③ |
何も知らないという立場について考える。
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5週 |
知っているとはどういうことか④ |
デカルトの懐疑論について考える。
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6週 |
知っているとはどういうことか⑤ |
科学の成果を真剣に考えるとどうなるか考える。
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7週 |
他人に心はあるのだろうか |
もしかしたら世界には私しかいないと考えるとどうなるか考える。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
心と身体はどうやってつながっているのか |
心と身体のつながりについて考える。
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10週 |
心はどうやって作られるか |
機能主義について考える。
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11週 |
私たちは自由だろうか |
世界の出来事はすべて決定しているかどうか考える。
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12週 |
人格とは何だろうか |
人格が同一であるとはどういうことか考える。
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13週 |
神さまはいるのだろうか |
神さまが存在するかについて考える。
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14週 |
人生に意味はあるのか |
人生の意味について、あるいは無意味さについて考える。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
死 |
死について考える。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
再オリエンテーション |
後期の授業方針について理解する。
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2週 |
道徳は多数者の利益に基づくのか、それとも義務を果たすことに基づくのか |
功利主義・義務論について考える。
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3週 |
道徳は徳に基づくのか |
徳倫理について考える。
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4週 |
道徳に原理は存在しないのか |
反理論的な思想について考える。
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5週 |
道徳は進化してきたのか |
進化論の観点から道徳について考える。
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6週 |
脳の中に道徳がある? |
脳神経倫理について考える。
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7週 |
美しいとはどういうことか |
現代美術を取り上げつつ芸術について考える。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
政治哲学のとても短い入門① |
リベラリズム・リバタリアニズム・コミュニタリアニズムを知る。
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10週 |
政治哲学のとても短い入門② |
リベラリズム・リバタリアニズム・コミュニタリアニズムを知る。
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11週 |
科学哲学のとても短い入門① |
実在論・反実在論の概観を理解する。
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12週 |
科学哲学のとても短い入門② |
反証主義について理解する。
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13週 |
論理の哲学のとても短い入門① |
論理とは何かをパラドックスを事例に考える。
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14週 |
論理の哲学のとても短い入門② |
論理とは何かをパラドックスを事例に考える。
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
哲学とはなにか |
哲学とは何かについて考える。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民 | 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。 | 3 | |
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。 | 3 | |
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。 | 3 | |
地歴・公民 | 現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。 | 3 | |
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。 | 3 | |
評価割合
| レポート | ショートレポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |