技術者入門Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 技術者入門Ⅱ
科目番号 j0060 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 米村 恵一,和田 州平,能城 沙織

到達目標

論理回路の基礎を理解し、半加算器と全加算器を作成することができる
論理回路をプログラムで作成することを理解し、プログラムで作成することができる
自身で作るモノを決め、ソフトウェアとハードウェアにより実現することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
全加算器論理回路の基礎を理解し、全加算器を作成し、複数ビットの計算機を作ることができる論理回路の基礎を理解し、全加算器を作成することができる全加算器を作ることができない
論理回路のプログラム論理回路をプログラムで作成することを深く理解し、プログラムで上手く作成することができる論理回路をプログラムで作成することを理解し、プログラムで作成することができる論理回路をプログラムで作成することができない
ものづくり自身で作るモノを決め、ソフトウェアとハードウェアにより高いクオリティのものを実現することができる自身で作るモノを決め、ソフトウェアとハードウェアにより実現することができる自身で作るモノを決め、ソフトウェアとハードウェアにより実現することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
論理回路の作成を行い、ソフトウェアとハードウェアとの関係を深く学ぶ
授業の進め方・方法:
論理回路の作成ではハードウェア作成演習に触れる
考えるための基礎を提供する
自ら考え、作成をする
ソフトウェア、ハードウェアの基礎を活用し、ものを作成する
注意点:
大切なのは正解することではなく、その過程で考えること・考えたことである。クラスメートとの議論も大切な時間となる

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ディジタルICの機能を確認する ディジタルICの機能を確認し、プログラムとの関係について理解する
2週 ディジタルICの機能を確認する ディジタルICの機能を確認し、プログラムとの関係について理解する
3週 半加算器を作る 半加算器を作り、プログラムとの関係について理解する
4週 半加算器を作る 半加算器を作り、プログラムとの関係について理解する
5週 全加算器を作る 全加算器を作り、プログラムとの関係について理解する
6週 全加算器を作る 全加算器を作り、プログラムとの関係について理解する
7週 全加算器を作る 複数ビットの全加算器を作り、プログラムとの関係について理解する
8週 全加算器を作る 複数ビットの全加算器を作り、プログラムとの関係について理解する
4thQ
9週 プロジェクト実習(1)
作成したいアプリケーションの企画立案を行う
10週 プロジェクト実習(2)
作成したいアプリケーションの企画立案を行う
11週 プロジェクト実習(3)
企画立案したアプリケーションを、ソフトウェアとハードウェアにより作成する
12週 プロジェクト実習(4)
企画立案したアプリケーションを、ソフトウェアとハードウェアにより作成する
13週 プロジェクト実習(5)
企画立案したアプリケーションを、ソフトウェアとハードウェアにより作成する
14週 プロジェクト実習(6)
成果物の質を高める
15週 プロジェクト実習(7)
成果物のプレゼンテーションをする
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。3後1
安全を確保して、実験を行うことができる。3後1
実験報告書を決められた形式で作成できる。3後16
有効数字を考慮して、データを集計することができる。3
工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。2
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。2
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。2
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。2後2
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2後2
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2後8
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。2後14
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。2後14
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。2
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。2
計算機工学要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。2後14
ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。2
コンピュータシステムシステム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。2
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。2
プロジェクト管理の必要性について説明できる。2
情報通信ネットワークローカルエリアネットワークの概念を説明できる。1
インターネットの概念を説明できる。1
その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。2
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。2
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。2
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。2
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。2後14
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。2
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。2
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。2
与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。2
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。2後14
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。2
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。2後14
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

中間課題期末課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力303060
専門的能力101020
分野横断能力101020