実験・実習ⅠA

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 実験・実習ⅠA
科目番号 j0070 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 担当者より配布する
担当教員 米村 恵一,安井 希子

到達目標

ハードウェア、ソフトウェアの基礎を情報工学科教員の得意分野の座学・演習を通して学び習得する
前半は上記をオムニバス形式にて学び習得し、後半はIoTデバイスの基礎に触れ、ソフトウェアとハードウェアとの協調動作とその開発方法・実現方法の基礎を習得する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ソフトウェアの基礎理論 ソフトウェアの基礎理論を深く理解しているソフトウェアの基礎理論を理解しているソフトウェアの基礎理論を理解していない
ハードウェアの基礎理論 ハードウェアの基礎理論を深く理解しているハードウェアの基礎理論を理解しているハードウェアの基礎理論を理解していない
ソフトウェアとハードウェアとの協調動作の開発と実現ソフトウェアとハードウェアとの協調動作の開発と実現を高いレベルで実践できるソフトウェアとハードウェアとの協調動作の開発と実現を実践できるソフトウェアとハードウェアとの協調動作の開発と実現を実践できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ハードウェア、ソフトウェアの基礎を情報工学科教員の得意分野の座学・演習を通して学ぶ
前半は上記をオムニバス形式にて学び、後半はIoTデバイスの基礎に触れ、ソフトウェアとハードウェアとの協調動作とその開発方法・実現方法の基礎を学ぶ
授業の進め方・方法:
情報工学科において重要な基礎となる、ソフトウェアとハードウェアとの協調動作とその開発方法・実現方法の基礎を学ぶ
前半は、情報工学科教員の得意分野の座学・演習を通して学ぶ
後半はIoTデバイスを用いた開発により学ぶ
注意点:
一般的な、いわゆる正解を導き出すことよりも大切なことは、その過程で考えること・考えたことである。講義スタッフやクラスメートとの議論も大切な時間となる

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験機器の使い方 電源、マルチメータを使って計測する方法の基礎を学ぶ
2週 実験機器の使い方 電源、マルチメータを使って計測する方法の基礎を学ぶ
3週 階段スイッチを作る ジョージ・ブールの論理学に触れる
排他的論理和を実現する
4週 色学に触れる 色学に触れ、色覚の基礎を理解する
デザインについての造詣を深める
5週 リレー回路を作る リレー回路に触れ、排他的論理和に関する理解を深める
6週 発振回路を作る 発振の原理と可変抵抗器に触れ、理解を深める
7週 発振回路を作る 発振の原理と可変抵抗器に触れ、理解を深める
8週 音響心理学に触れる 音響心理学に触れ、理解を深める
2ndQ
9週 IoTデバイスによる開発 企画する/デザインを考える
10週 IoTデバイスによる開発 企画する/デザインを考える
11週 IoTデバイスによる開発 プログラミングに触れる/開発を進める
12週 IoTデバイスによる開発 プログラミングに触れる/開発を進める
13週 IoTデバイスによる開発 IoTデバイスを用いて開発を進める
14週 IoTデバイスによる開発 IoTデバイスを用いて開発を進める
15週 IoTデバイスによる開発 IoTデバイスを用いて開発を進める
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。2
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。2
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。2
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。2
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。2
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。2
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。2
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。2
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。2
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。2
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。2
計算機工学要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。2
ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。2
コンピュータシステムシステム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。2
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。2
プロジェクト管理の必要性について説明できる。2
情報通信ネットワークローカルエリアネットワークの概念を説明できる。1
インターネットの概念を説明できる。1
その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。2
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。2
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。2
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。2
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。2
与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。2
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。2
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

前期末報告書合計
総合評価割合100100
ハードウェア2525
ソフトウェア2525
協調動作による開発5050