コンピュータ演習I

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 コンピュータ演習I
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新・明解C言語 入門編(柴田望洋:SB Creative)
担当教員 和田 州平,吉澤 陽介

到達目標

・計算機を用いてできることを演習を通して理解できること.
・計算機内のアプリケーションを把握し,機能を理解できること.
・LINUXのコマンドを演習を通して理解できること.
・エディタを使い,プログラムを作成することができること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1計算機でできることを理解しており,計算機内のアプリケーションについての理解と活用ができる.ある程度,計算機でできることを理解しており,計算機内のアプリケーションについての理解と活用ができる.計算機でできることを理解し,計算機内のアプリケーションについての理解と活用ができない.
評価項目2LINUXコマンドやエディタをスムーズに操作することができ,人に説明することができる.LINUXコマンドやエディタを操作することができる.LINUXコマンドやエディタを操作することができない.
評価項目3C言語によるプログラミングを作成することができ,人に説明することができる.C言語によるプログラミングを作成することができる.C言語によるプログラミングを作成することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・情報工学科において,最初に計算機に慣れることは非常に重要なことである.
・本講義は,最初に本講義にて用いる計算機に慣れることに重点を置いた演習科目と位置付ける.
・まずは,本講義において用いられる計算機を用いてできることを理解し,LINUXコマンドによるファイル操作などについて学んだ後に,Emacs(テキストエディタ)を用いたC言語プログラミングを導入する.
・本講義では,C言語プログラミングに慣れることに主眼を置き,基本となるプログラム表現を取り扱う.
授業の進め方・方法:
・本講義は,演習を中心とした授業とする.
・基本的には配布プリントにより,演習課題を行う形を取る.
・わからない場合には,まずは教科書を使って「自分自身で調べる」ことが大切である.
 どうしてもわからない場合には,学生同士で助け合いながら解決することも有効である.

・成績の算出方法:中間試験と定期試験を実施し,試験成績(2回の試験の平均点)を70%,課題(主にレポート)の成績を30%として総合評価する.
注意点:
・本講義は「コンピュータ入門Ⅰ」との対応関係がある.よって,必要に応じて左記科目において取り扱った内容について,本科目において積極的に取り扱う.
・本演習においては,計算機に触れる時間をより多く持つことが大切である.特に,プログラミングにおいては,
 「サンプルプログラムを入力して,その結果を確認すること」,「サンプルプログラムを改良して,結果の出方を確認すること」を
 積み重ねることで『与えられた課題に対するプログラムを作成』できるようにつなげていく流れを作ること.
・本講義にて学習した内容については,後期開講の「コンピュータ演習Ⅱ」にて必須となるため,夏季休業においても練習を行うと良い.

(※連絡先:吉澤 yoshizawa@j.kisarazu.ac.jp:事前にメールなどにより調整を行った上で質問に応じる)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・まずは計算機に触れてみる. 計算機を立ち上げることができ,計算機でできることを理解できる.
2週 計算機に触れた上で,何ができるかを理解する. 計算機でできることをより理解できる.(特にメール,その他アプリケーションに関する把握までできる)
3週 計算機に触れた上で,何ができるかを理解する. 計算機でできることをより理解できる.(特に「表計算」「文書」「プレゼンテーション」に関するアプリケーションに関する把握までできる)
4週 LINUXコマンドを使って,プログラム作成のためのツールやEmacsエディタの使い方を理解する. LINUXコマンドの使い方がわかる
5週 LINUXコマンドを使って,プログラム作成のためのツールやEmacsエディタの使い方を理解する. LINUXコマンドの使い方がより理解できる
6週 プログラミングとは?
(C言語のサンプルプログラムの作成)
プログラミングについて理解できる.
7週 プログラミングとは?
(C言語のサンプルプログラムの作成)
プログラミングについて演習を通して理解できる.
8週 前期中間試験 前期中間試験までの学習内容
2ndQ
9週 連接手順・選択手順について(1) 連接手順・選択手順について,サンプルプログラミングを作成し,結果を確認できる.
10週 連接手順・選択手順について(2) 連接手順・選択手順について,サンプルプログラミングを改良し,結果の変化を確認できる.
11週 連接手順・選択手順について(3) 連接手順・選択手順に関する課題について,プログラミングを作成できる.
12週 反復手順について(1) 反復手順について,サンプルプログラミングを作成し,結果を確認できる.
13週 反復手順について(2) 反復手順について,サンプルプログラミングを改良し,結果の変化を確認できる.
14週 反復手順について(3) 反復手順に関する課題について,プログラミングを作成できる.
15週 前期の振り返り 前期の学習範囲について理解できる.
16週 前期定期試験(答案返却) 前期に学習した全範囲の学習内容

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力3500001550
専門的能力3500001550
分野横断的能力0000000