コンピュータ入門

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 コンピュータ入門
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 柴田望洋著『新・明解 C言語 入門編』ソフトバンククリエイティブ、2014年、2484円(税込)
担当教員 丸山 真佐夫,吉澤 陽介

到達目標

連接、選択、反復の制御構造と配列を用いたC言語のプログラムを、Linux上で作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
プログラム作成に必要なLinxuのコマンド操作LINUXオペレーティングシステム上でC言語のプログラムを作成するためのコマンドを組み合わせたり,より効率的な操作を選択したりできる.LINUXオペレーティングシステム上でC言語のプログラムを作成するための基本的なコマンドを使える.LINUXオペレーティングシステム上でC言語のプログラムを作成するための基本的なコマンドを使えない.
C言語の制御構造連接・選択・反復手順を組み合わせて、簡単な問題をプログラムで表現できる。連接・選択・反復手順の意味を理解し、短いC言語のプログラムとして記述できる。連接・選択・反復手順の意味を理解して、C言語のプログラムとして記述することができない。
配列簡単な問題を,配列を適切に用いてプログラムで表現できる。配列の意味を理解し、短いC言語のプログラムとして記述できる。配列の意味を理解して、短いC言語のプログラムとして記述することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目ではプログラミングの基礎を学ぶ。情報工学科の主要な到達目標の一つである「ソフトウェア技術の修得」の入り口となる科目である。
授業の進め方・方法:
与えられた問題を解く手順を考え、実際にC言語のプログラムで記述する演習を中心に進める。
注意点:
講義で学習した内容を単なる知識としておぼえるだけでなく、現実の問題、実際のプログラミングに適用してみること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 演習用PCの起動、終了等の基本的な操作を学ぶ。 起動、終了等の基本的な操作を習得する。
2週 Linux上でのコマンドライン操作を学ぶ。 パスワードの変更、コマンドラインからの各種プログラムの起動などの操作を習得する。
3週 基本的なプログラムの操作を学ぶ。 電子メールの送受信、タイピング練習ソフト、テキストエディタ等の操作を習得する。
4週 基本的なプログラムの操作を学ぶ。 電子メールの送受信、タイピング練習ソフト、テキストエディタ等の操作を習得する。
5週 コンピュータとインターネットのマナー、モラル、セキュリティについて学ぶ。 SNS等のインターネット上のコミュニケーションツールを使う上での注意点を理解する。
6週 コンピュータとインターネットのマナー、モラル、セキュリティについて学ぶ。 SNS等のインターネット上のコミュニケーションツールを使う上での注意点を理解する。
7週 コンピュータとインターネットのマナー、モラル、セキュリティについて学ぶ。 SNS等のインターネット上のコミュニケーションツールを使う上での注意点を理解する。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 プログラミングの考え方の基礎を学ぶ。 簡単な例題について、厳密な手順で表せるようになる。
10週 Linux上でのプログラム作成の方法を学ぶ。 C言語のプログラムをテキストエディタで入力し、コンパイル、実行するの手順を習得する。
11週 連接手順のプログラムを学ぶ。 簡単な問題を解くための、連接手順からなる手順を記述できるようになる。
12週 連接手順のプログラムを学ぶ。 C言語で、連接手順からなる簡単なプログラムを作成できるようになる。
13週 選択手順のプログラムを学ぶ。 簡単な問題を解くための、選択手順からなる手順を記述できるようになる。
14週 選択手順のプログラムを学ぶ。 C言語で、選択手順を含む簡単なプログラムを作成できるようになる。
15週 選択手順のプログラムを学ぶ。 C言語で、選択手順を含む、やや複雑なプログラムを作成できるようになる。
16週
後期
3rdQ
1週 反復手順のプログラムを学ぶ。 簡単な問題を解くための、選択手順からなる手順を記述できるようになる。
2週 反復手順のプログラムを学ぶ。 C言語で、反復手順を含む簡単なプログラムを作成できるようになる。
3週 反復手順のプログラムを学ぶ。 C言語で、反復手順を含む、やや複雑なプログラムを作成できるようになる。
4週 反復手順のプログラムを学ぶ。 画面描画関数を用いて、繰り返し図形などを描画するプログラムが書けるようになる。
5週 反復手順のプログラムを学ぶ。 画面描画関数を用いて、グラフなどを表示するプログラムが書けるようになる。
6週 1 次元配列を学ぶ。 1 次元配列の書き方、ループを用いてアクセスする方法を理解する。
7週 1 次元配列を学ぶ。 1 次元配列を利用する簡単なプログラムを書けるようになる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 多次元配列を学ぶ。 多次元配列の書き方、多重ループを用いてアクセスする方法を理解する。
10週 多次元配列を学ぶ。 多次元配列を利用する簡単なプログラムを書けるようになる。
11週 ロールプレイングゲームプログラムを作成する。 与えられたゲームプログラムの動きを理解する。
12週 ロールプレイングゲームプログラムを作成する。 モンスターやアイテムを増やすなど、プログラムを変更できるようになる。
13週 ロールプレイングゲームプログラムを作成する。 自分のアイデアでプログラムを拡張できるようになる。
14週 ロールプレイングゲームプログラムを作成する。 自分のアイデアでプログラムを拡張できるようになる。
15週 ロールプレイングゲームプログラムを作成する。 自分のアイデアでプログラムを拡張できるようになる。
16週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的知識60060
応用力202040