知能システム

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 知能システム
科目番号 0018 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 大枝 真一

到達目標

最小二乗法、最急降下法について理解する。階層型ニューラルネットワークの基礎知識について理解する。
階層型ニューラルネットワークの学習法であるバックプロパゲーションアルゴリズムの動作について理解する。
統計的機械学習について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
最小二乗法最小二乗法の原理を理解し,説明できる.最小二乗法を理解している.最小二乗法を理解していない.
最急降下法最急降下法を理解し,説明できる.最急降下法を理解している.最急降下法を理解していない.
ニューラルネットワークニューラルネットワークを理解し,説明できる.ニューラルネットワークを理解している.ニューラルネットワークを理解していない.
統計的機械学習統計的機械学習を理解し,説明できる.統計的機械学習を理解している.統計的機械学習を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
知能システムは幅広い学問である.その中でも,データから規則性を自動的に学習する機械学習の基礎について学ぶ.
授業の進め方・方法:
座学と演習によって授業を進める.
座学では手法を理解することに務めること.また,演習では理解した手法を実装し,実験によって理解を深める.
注意点:
演習およびレポートでは学習内容を実装することがあるため、C言語の基本的なプログラミングができること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 知能システムの概要
知能システムの歴史、現状、実現可能性について学ぶ。
2週 一般的な学習手法の概要
教師あり学習、教師なし学習について学ぶ。
3週 最小二乗法
最小二乗法の利用方法について学ぶ。
4週 最急降下法
最急降下法について学ぶ。
5週 最急降下法 最急降下法について学ぶ。
6週 ニューラルネット研究の歴史と脳神経細胞の構造と機能 ニューラルネット研究の経緯と現状について学ぶ。また、脳の構造と機能、神経細胞の構造と機能、シナプス結合について学ぶ。
7週 ニューラルネット研究の歴史と脳神経細胞の構造と機能 ニューラルネット研究の経緯と現状について学ぶ。また、脳の構造と機能、神経細胞の構造と機能、シナプス結合について学ぶ。
8週 前期中間試験 前期中間試験までの学習内容
2ndQ
9週 階層型ニューラルネットワークの学習法
階層型ニューラルネットワークの学習法について学ぶ。
10週 階層型ニューラルネットワークの二乗誤差
ネットワーク出力と目標出力の二乗誤差について学ぶ。
11週 バックプロパゲーション
バックプロパゲーションの仕組みについて学ぶ。
12週 バックプロパゲーション
バックプロパゲーションの仕組みについて学ぶ。
13週 バックプロパゲーションの実装 バックプロパゲーションを実装し、応用問題に適用できるか検討を行う。
14週 バックプロパゲーションの実装 バックプロパゲーションを実装し、応用問題に適用できるか検討を行う。
15週 前期定期試験 前期定期試験までの学習内容
16週 前期定期試験解説 試験の解説
後期
3rdQ
1週 学習モデルと統計的推定
確率モデルとベイズ識別を学ぶ。
2週 学習モデルと統計的推定
確率モデルとベイズ識別を学ぶ。
3週 パラメトリック手法 最尤推定,ベイズ推定を学ぶ。
4週 パラメトリック手法 最尤推定,ベイズ推定を学ぶ。
5週 データからの学習 データから数理モデルを構築する手法を学ぶ。
6週 データからの学習 データから数理モデルを構築する手法を学ぶ。
7週 データからの学習 データから数理モデルを構築する手法を学ぶ。
8週 後期中間試験 前期定期試験から後期中間試験までの学習内容
4thQ
9週 進化型計算の概要
ダーウィンの進化論、DNAの構造、進化型計算の概要について学ぶ。
10週 組合せ最適化問題
ナップサック問題の説明を行い探索手法について学ぶ。
11週 組合せ最適化問題
ナップサック問題の説明を行い探索手法について学ぶ。
12週 遺伝的アルゴリズム 遺伝的アルゴリズムの手法と特徴を学ぶ。
13週 遺伝的アルゴリズム 遺伝的アルゴリズムの手法と特徴を学ぶ。
14週 遺伝的アルゴリズム 遺伝的アルゴリズムの手法と特徴を学ぶ。
15週 後期定期試験 後期中間試験から後期定期試験までの学習内容
16週 後期定期試験解説 試験の解説

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力401050
専門的能力401050