概要:
基本的なデータ構造とアルゴリズムの理解を通して、プログラミングスキルの向上を目指す。同時に計算量についても理解を深める。
授業の進め方・方法:
科目「プログラミング演習Ⅱ」と連動しており、本授業では講義メインにて進める。本講義にて確認したデータ構造とアルゴリズムを科目「プログラミング演習Ⅱ」にて作成するが、本講義がプログラミング演習の時間になる可能性もあることを考慮しておいて欲しい。
注意点:
中間試験・定期試験では、提示されたプログラムを読んで、どのようなアルゴリズムとデータ構造を基軸としたプログラムであるかを理解し、全体の動きを理解する能力が必要である。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系 | プログラミング | 変数とデータ型の概念を説明できる。 | 3 | |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 3 | |
制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。 | 4 | |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 4 | |
与えられた簡単な問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 6 | |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 3 | |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 5 | |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 5 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを理解している。 | 5 | |
時間計算量や領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを理解している。 | 3 | |
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。 | 5 | |
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを理解している。 | 5 | |
同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを理解している。 | 4 | |
リスト構造、スタック、キューなどの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。 | 4 | |
ソースプログラムを解析することにより、計算量等のさまざまな観点から評価できる。 | 3 | |
同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から比較できる。 | 3 | |