技術者入門II

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 技術者入門II
科目番号 0025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 米村 恵一,和田 州平,岩田 大志

到達目標

半加算器、全加算器について理解し、基本的なゲートを用いて構成できる。
RSフリップフロップ、Dフリップフロップについて理解し、基本的なゲートを用いて構成できる。
n-bit加算器(応用としては+減算器)を作成し結果をレジスタへ保存できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1半加算器、全加算器について十分に理解し、基本的なゲートを用いて構成できる。半加算器、全加算器について理解し、基本的なゲートを用いて構成できる。半加算器、全加算器について理解していない。
評価項目2RSフリップフロップ、Dフリップフロップについて十分に理解し、基本的なゲートを用いて構成できる。RSフリップフロップ、Dフリップフロップについて理解し、基本的なゲートを用いて構成できる。RSフリップフロップ、Dフリップフロップについて理解していない。
評価項目3n-bit加算器(応用としては+減算器)を十分な理解のもと作成し結果をレジスタへ保存できる。n-bit加算器(応用としては+減算器)を作成し結果をレジスタへ保存できる。n-bit加算器(応用としては+減算器)を作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期の実験内容をベースに、フリップフロップについての理解も深め、レジスタを構成し、全加算器と組み合わせた回路を作成する。
授業の進め方・方法:
実習がメインとなるため、各自がしっかりと手を動かして、課題を遂行していく必要がある。
注意点:
いかなる理由があっても、欠席した場合には、対応した課題を追実験にて遂行すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 全加算器1 全加算器を理解し、半加算器を用いて回路を作成できる。
2週 全加算器2 半加算器を用いずに全加算器を作成できる。
3週 RSフリップフロップの基礎1 RSフリップフロップを理解できる。
4週 RSフリップフロップの基礎2 基本的なゲートを用いて、RSフリップフロップを作成できる。
5週 Dラッチ回路の基礎1 Dラッチ回路を理解できる。
6週 Dラッチ回路の基礎2 Dラッチ回路を、基本的なゲートを用いて、作成できる。
7週 Dフリップフロップの基礎1 Dフリップフロップを理解できる。
8週 記録整理3 これまで学んだ内容に関して報告書をまとめる。
4thQ
9週 Dフリップフロップの基礎2 Dフリップフロップ回路を、基本的なゲートを用いて、作成できる。
10週 総合課題(3-bit加算器)作成実習1 全加算器を3-bit分作成する。
11週 総合課題(3-bit加算器)作成実習2 3-bit分の全加算器を組み合わせて、3-bit加算器を作成する。
12週 総合課題(3-bit加算器)作成実習3 3-bit加算器の計算結果を保持するレジスタを追加する。
13週 総合課題(3-bit加算器)作成実習4 前週までの課題が順調に進んでいた場合には、レジスタにセット、リセット機能を追加する。
14週 総合課題(3-bit加算器)作成実習5 前週までの課題が順調に進んでいた場合には、3-bit加算器に減算機能の追加を検討する。
15週 総合課題(3-bit加算器)作成実習6 前週までの課題が順調に進んでいた場合には、3-bit加算器に減算機能を追加する。
16週 記録整理4 これまで学んだ内容に関して報告書をまとめる。

評価割合

レポート製作物合計
総合評価割合8020100
基礎的能力602080
専門的能力20020