プログラミング演習III

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 プログラミング演習III
科目番号 0049 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 大枝 真一,丸山 真佐夫

到達目標

数百行程度のプログラム規模が想定される問題に対して、それを解くためのプログラムを設計、実装し、文書化するソフトウェア開発のプロセスを遂行する基礎的な能力を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プログラム設計能力設定された問題を解くための優れたプログラムを設計できる。設定された問題を解くためのプログラムを設計できる。設定された問題を解くためのプログラムを設計できない。
プログラム実装能力可読性、保守性に優れたプログラムを実装できる。設定された問題を解決するプログラムを実装できる。設定された問題を解決するプログラムを実装できない。
ドキュメンテーション能力保守、拡張作業の観点から優れたプログラム使用の文書化ができる。プログラムの仕様を文書化できる。プログラムの仕様を文書化できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
小さなゲームを題材として、プログラムの設計、実装、文書化の手法を学習する。また、グループでのプログラム開発の過程として設計を行う。
授業の進め方・方法:
教員からの指示は最小限にとどめ、受講者自身の考えにもとづいて設計、実装する。
注意点:
これまでに講義で学習したデータ構造、アルゴリズムの知識を、現実の問題、実際のプログラミングに対して積極的に適用してみること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 msweeperプログラムの作成(1):設計 msweeperに必要な機能を理解し、プログラムを設計できる。
2週 msweeperプログラムの作成(2):実装 設計にもとづいて各関数等を実装できる。
3週 msweeperプログラムの作成(3):実装 設計にもとづいて各関数等を実装できる。
4週 msweeperプログラムの作成(4):テスト 実装したプログラムのテストができる。
5週 msweeperプログラムの作成(5):文書化 作成したプログラムの仕様を文書化できる。
6週 robotsプログラムの作成(1):設計 robotsに必要な機能を理解し、プログラムを設計できる。
7週 robotsプログラムの作成(2):実装 設計にもとづいて各関数等を実装できる。
8週 (中間試験)
2ndQ
9週 robotsプログラムの作成(3):実装 設計にもとづいて各関数等を実装できる。
10週 robotsプログラムの作成(4):テスト 実装したプログラムのテストができる。
11週 robotsプログラムの作成(5):文書化 作成したプログラムの仕様を文書化できる。
12週 グループ課題(1):設計 開発期間、メンバのスキルを考慮して開発するゲームの概要を合意できる。
13週 グループ課題(2):設計 開発期間、メンバのスキルを考慮して開発するゲームの機能仕様を決定できる。
14週 グループ課題(3): システム構造設計を行い、メンバのスキルを考慮して分担を決定できる。
15週 グループ課題(4) 各担当部分について、詳細設計を行える。
16週

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
プログラム設計能力4040
プログラム実装能力4040
ドキュメンテーション能力2020