到達目標
1,社会学の基礎的な学説史を理解し、社会学的な思考法を身につけること。
2,現代社会の構造や諸問題を自らの問題として引き受け、自らの意見を持てるようにすること。
以上を到達目標とします。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目 | 社会学の学説史や考え方を適切に把握・解釈したうえで、それを自分の言葉で説明できる。 | 社会学の学説史や考え方を覚えることができる。 | 社会学の学説史や考え方を把握・解釈することができない。 |
評価項目 | 時事問題について自分の考えを論理的に組み立てることができる。 | 時事問題について自分の考えを説明できる。 | 時事問題について自分の考えを説明できない。 |
評価項目 | ディスカッションの際、他者の考え方を比較・検討したうえで、再考することができる。 | ディスカッションの際、他者の考え方を理解することができる。 | ディスカッションの際、他者の考え方に耳を貸さない、興味をもたない。あるいは、他者の考えを鵜呑みにする。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前期は社会学の学説史を中心に学びます。社会学の巨人達の考え方に触れ、社会学的なモノの考え方の特徴を知ることに力を入れます。
後期は時事問題を中心に扱い、社会学的には時事問題がどのように解釈できるのか議論します。
授業の進め方・方法:
適宜プリントを配布し、映像資料なども用いて、講義形式で授業を進めます。また毎回リアクションペーパーの提出を授業時に課し、次回授業時にフィードバックして内容を共有し、検討します。リアクションペーパーは評価の対象とします(20%)
また、後期は積極的にディスカッションを取り入れ評価の対象とします(20%)。
加えて、前・後期のレポート(60%)で総合的な評価を決します。
注意点:
社会の変化や現代の諸問題についてのニュースに日常的にアンテナを立てるようにして下さい。なお、参考文献などは授業時に適宜紹介します。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション —社会学を学ぶ意味— |
「社会学」という学問の特徴を理解する
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2週 |
社会学の誕生 —A.コントの「実証主義」— |
社会学の祖、A.コントの「実証主義」について考える。
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3週 |
社会学的思考の発展(1) 「つながり」の社会学 |
デュルケームの「方法論的集団主義」を理解する。
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4週 |
社会学的思考の発展(2) 方法論的集団主義で考える |
デュルケームの思考法を用いて身近な問題について自身の考え方を述べられるようになる。
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5週 |
社会学的思考の発展(3) 資本主義は何故生まれたか |
ウェーバーの「方法論的個人主義」を理解する。
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6週 |
社会学的思考の発展(4) 方法論的個人主義で考える |
ウェーバーの思考法を用いて身近な問題について自身の考え方を述べられるようになる。
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7週 |
社会学的思考の発展(5) 個人と社会の葛藤 |
ジンメルの視点について学ぶとともに、方法論的集団主義や方法論的個人主義との差異を確認する。
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8週 |
社会学的思考の発展(6) 見えない搾取に光を当てる |
マルクスの考え方について理解する。
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2ndQ |
9週 |
社会学的思考の発展(7) 社会学者、社会へ出る |
シカゴ学派の歴史や考え方を理解する。
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10週 |
社会学的思考の発展(8) 機能主義社会学 |
パーソンズの機能主義社会学の考え方を理解する。
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11週 |
社会学的思考の発展(9) その後の社会学のあゆみ |
機能主義社会学以降の社会学のあゆみを理解する。
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12週 |
身近な社会集団としての家族(1) |
家族を社会集団として考える視点を養うとともに、日本の伝統的な家族類型とその変化について考える。
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13週 |
身近な社会集団としての家族(2) |
「社会化」について理解する。
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14週 |
アイデンティティと文化 |
自身が持つ色眼鏡「エスノセントリズム」に目を向ける。
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15週 |
社会学の調査研究法 |
社会調査法についての基礎を学ぶ。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション —現代社会を社会学する— |
前期内容のフィードバックと、後期授業についてのオリエンテーション
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2週 |
ジェンダーとセクシュアリティ(1) |
ジェンダーとセクシュアリティについての基礎的な理論や学説について学ぶ。
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3週 |
ジェンダーとセクシュアリティ(2) |
ジェンダーやセクシュアリティと関わる時事問題を取りあげて議論し、自身の意見を述べられるようにする。
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4週 |
身体と社会(1) |
身体や医療など、体に関わることについての基礎的な理論や学説について学ぶ。
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5週 |
身体と社会(2) |
身体と社会についての時事問題を取りあげて議論し、自身の意見を述べられるようにする。
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6週 |
エスニシティ(1) |
エスニシティについての基礎的な理論や学説について学ぶ。
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7週 |
エスニシティ(2) |
エスニシティと関わる時事問題を取りあげて議論し、自身の意見を述べられるようにする。
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8週 |
宗教(1) |
宗教一般と人間生活の関わりについての基礎的な理論や学説を学ぶ。
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4thQ |
9週 |
宗教(2) |
宗教が関わる時事問題を取りあげて議論し、自身の意見を述べられるようにする。
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10週 |
統治・政治権力・戦争(1) |
統治・政治権力・戦争に関わる社会学的な考え方を理解する。
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11週 |
統治・政治権力・戦争(2) |
統治・政治権力・戦争に関わる時事問題を取りあげて議論し、自身の意見を述べられるようにする。
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12週 |
ポピュラーカルチャーと消費(1) |
メディア論などポピュラーカルチャーを理解する上で必要な諸理論について学ぶ。
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13週 |
ポピュラーカルチャーと消費(2) |
ポピュラーカルチャーと消費についての時事問題を取りあげて議論し、自身の意見を述べられるようにする。
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14週 |
2018年の時事問題を考える(国内) |
2018年度に国内で起こった大きな出来事を取りあげて議論する。
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15週 |
2018年の時事問題を考える(国外) |
2018年度に国内で起こった大きな出来事を取りあげて議論する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 4 | |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 4 | |
基本的な論理演算を行うことができる。 | 4 | |
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。 | 4 | |
論理式の簡単化の概念を説明できる。 | 4 | |
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。 | 4 | |
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。 | 4 | |
組合せ論理回路を設計することができる。 | 4 | |
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。 | 4 | |
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。 | 4 | |
与えられた順序回路の機能を説明することができる。 | 4 | |
順序回路を設計することができる。 | 4 | |
評価割合
| レポート | リアクションペーパーなど | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 20 |
基礎的能力 | 60 | 20 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 | 20 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |