高級言語で書かれたプログラムをコンパイラによってアセンブリ言語に変換し、そのコードをグループワークを通じて解析し、プログラムの動作を理解する。
グループワークで、2つのセンサと2つのアクチュエータ、LCD表示器などを備えたライントレーサの制御プログラムをC言語で記述し、大会で記録をとる。
概要:
高級言語で書かれたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語のプログラムを読み、その動作について解析を行って理解する。
また、2つのセンサと2つのアクチュエータ、LCD表示器などを備えたライントレーサの制御プログラムをC言語で記述し、課題のコースを完走させる。
いずれもグループワークで進め、チームの一員としての責任を果たしながら協力して課題を達成する。
授業の進め方・方法:
最初の5週は、アセンブリ言語で書かれたプログラムについて、各班にわかれて協力しながら解析し、その動作について理解する。
次の4週は、実験ボードを用いて割込み処理による制御プログラムの基本について、実験しながら学ぶ。
残りの週で、ライントレーサを制御するプログラムを作成し、課題のコースをなるべく速く完走することを目指す。
アセンブリ言語関連の課題レポート30%、基本制御設計の課題レポート20%、ライントレーサの課題報告書を50%として評価を行う。
注意点:
実験・実習Ⅰ~Ⅲで学習した項目を有機的に融合し、ソフトウェア、ハードウェアの両方向からのシステムの設計、構築、評価を、プロジェクトとして進めていく。
ソフトウェア、ハードウェアの基本的な知識が求められるので、関連する科目を復習しておくこと。
また、チーム作業における円滑なコミュニケーションが必須であり、目標に向かって協力する体制を構築するように努力すること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語の解析(1) |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語を解析し、その動作を理解する。
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2週 |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語の解析(2) |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語を解析し、その動作を理解する。
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3週 |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語の解析(3) |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語を解析し、その動作を理解する。
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4週 |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語の解析(4) |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語を解析し、その動作を理解する。
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5週 |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語の解析(5) |
高級言語で記述されたプログラムをコンパイルしたアセンブリ言語を解析し、その動作を理解する。
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6週 |
実験ボードを用いて、割込み処理によるLEDのPWM制御プログラムを作成する。 |
割込み処理によるLEDのPWM制御プログラムを作成し、波形観測により動作確認を行う。
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7週 |
割込み処理によるLEDのPWM制御にキー入力処理を追加する。 |
キー入力処理プログラムを追加し、目的の動作を達成していることを波形観測によって確認する。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
割込み処理によるLEDのPWM制御にA/D変換処理を追加(1) |
A/D変換処理プログラムを追加し、入力電圧によってPWM値が変化することを確認する。
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10週 |
割込み処理によるLEDのPWM制御にA/D変換処理を追加(2) |
A/D変換処理プログラムを追加し、入力電圧によってPWM値が変化することを確認する。
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11週 |
ライントレーサの制御プログラムをグループワークで協力しながら作成(1) |
ライントレーサの制御プログラムをグループワークで協力しながら作成し、課題のコースの完走とタイムの短縮を目指す。
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12週 |
ライントレーサの制御プログラムをグループワークで協力しながら作成(2) |
ライントレーサの制御プログラムをグループワークで協力しながら作成し、課題のコースの完走とタイムの短縮を目指す。
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13週 |
ライントレーサの制御プログラムをグループワークで協力しながら作成(3) |
ライントレーサの制御プログラムをグループワークで協力しながら作成し、課題のコースの完走とタイムの短縮を目指す。
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14週 |
ライントレーサの制御プログラムをグループワークで協力しながら作成(4) |
ライントレーサの制御プログラムをグループワークで協力しながら作成し、課題のコースの完走とタイムの短縮を目指す。
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
必要に応じて、レポート整理を行う。 |
全てのレポートを提出期限までに提出する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 情報系【実験実習】 | 情報系【実験実習】 | 与えられた簡単な問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 3 | 前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | 前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 3 | 前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |