到達目標
・ 複素数について深く理解し、問題を解くことができる。特に複素数の演算について、平面幾何学的な直観を伴って理解している。
・ 線形代数と行列の変形について理解し、問題が解ける。
・ ベクトルの内積と外積、および曲線論について理解し、問題が解ける。
・ スカラー場とベクトル場の微分・積分について理解し、問題が解ける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 複素数の演算について、平面幾何学的な直観を伴って深く理解している。 | 複素数の演算について、平面幾何学的な直観を伴って理解している。 | 複素数の演算について、平面幾何学的な直観を伴って理解していない。 |
評価項目2 | 線形代数と行列の変形について深く理解している。 | 線形代数と行列の変形について理解している。 | 線形代数と行列の変形について理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
工学の基礎となる複素数、線形変換について学習する。さらに電磁気学やCGの基礎となるベクトル解析の計算力を養成する。
授業の進め方・方法:
授業は講義+演習形式で行う。講義中は集中して聴講し、演習中はグループでの議論にも積極的に参加すること
注意点:
講義で現れた記号に慣れることが、その後の講義の理解を深める上で重要である。日常的に演習問題を解くこと。定義に戻って考える癖をつけること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
理工学演習で学ぶ内容を理解し、概要を説明できる
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2週 |
複素数(1) |
複素数とその四則演算について理解し、計算できる
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3週 |
複素数(2) |
複素数を係数とする代数方程式の根について理解し、計算できる
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4週 |
複素数(3) |
複素数の絶対値と偏角および極座標について理解し、計算できる
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5週 |
複素数(4) |
平面幾何が複素数で説明できることを理解し、説明できる
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6週 |
複素数(5) |
初等的な等角写像について理解し、概要を説明できる
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7週 |
応用問題 |
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
線形代数と行列(1) |
ベクトル空間と一次独立、基底の概念を理解し、説明できる
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10週 |
線形代数と行列(2) |
線形変換の行列表示の方法を理解し、計算できる
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11週 |
線形代数と行列(3) |
行列の対角化と三角化について理解し、計算できる
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12週 |
線形代数と行列(4) |
行列の正定値性について理解できる
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13週 |
線形代数と行列(5) |
行列の標準形を応用した問題が計算できる
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14週 |
応用問題 |
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15週 |
前期末試験 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 4 | |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 4 | |
基本的な論理演算を行うことができる。 | 4 | |
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。 | 4 | |
論理式の簡単化の概念を説明できる。 | 4 | |
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。 | 4 | |
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。 | 4 | |
組合せ論理回路を設計することができる。 | 4 | |
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。 | 4 | |
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。 | 4 | |
与えられた順序回路の機能を説明することができる。 | 4 | |
順序回路を設計することができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
前期中間試験 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
前期末試験 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |