理工学演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 理工学演習Ⅰ
科目番号 0053 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 和田 州平

到達目標

・ 複素数について深く理解し、問題を解くことができる。特に複素数の演算について、平面幾何学的な直観を伴って理解している。
・ 線形代数と行列の変形について理解し、問題が解ける。
・ ベクトルの内積と外積、および曲線論について理解し、問題が解ける。
・ スカラー場とベクトル場の微分・積分について理解し、問題が解ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1複素数の演算について、平面幾何学的な直観を伴って深く理解している。複素数の演算について、平面幾何学的な直観を伴って理解している。複素数の演算について、平面幾何学的な直観を伴って理解していない。
評価項目2線形代数と行列の変形について深く理解している。線形代数と行列の変形について理解している。線形代数と行列の変形について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工学の基礎となる複素数、線形変換について学習する。さらに電磁気学やCGの基礎となるベクトル解析の計算力を養成する。
授業の進め方・方法:
授業は講義+演習形式で行う。講義中は集中して聴講し、演習中はグループでの議論にも積極的に参加すること
注意点:
講義で現れた記号に慣れることが、その後の講義の理解を深める上で重要である。日常的に演習問題を解くこと。定義に戻って考える癖をつけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 理工学演習で学ぶ内容を理解し、概要を説明できる
2週 複素数(1) 複素数とその四則演算について理解し、計算できる
3週 複素数(2) 複素数を係数とする代数方程式の根について理解し、計算できる
4週 複素数(3) 複素数の絶対値と偏角および極座標について理解し、計算できる
5週 複素数(4) 平面幾何が複素数で説明できることを理解し、説明できる
6週 複素数(5) 初等的な等角写像について理解し、概要を説明できる
7週 応用問題
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 線形代数と行列(1) ベクトル空間と一次独立、基底の概念を理解し、説明できる
10週 線形代数と行列(2) 線形変換の行列表示の方法を理解し、計算できる
11週 線形代数と行列(3) 行列の対角化と三角化について理解し、計算できる
12週 線形代数と行列(4) 行列の正定値性について理解できる
13週 線形代数と行列(5) 行列の標準形を応用した問題が計算できる
14週 応用問題
15週 前期末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。4
基数が異なる数の間で相互に変換できる。4
基本的な論理演算を行うことができる。4
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。4
論理式の簡単化の概念を説明できる。4
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。4
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。4
組合せ論理回路を設計することができる。4
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。4
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。4
与えられた順序回路の機能を説明することができる。4
順序回路を設計することができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
前期中間試験500000050
前期末試験500000050