プロジェクト実習

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 プロジェクト実習
科目番号 0071 科目区分 専門 / 必修選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 米村 恵一,和田 州平

到達目標

1年生の技術者入門Ⅱの時間にサポートする。
1年生の技術者入門Ⅱでは,以下の4つの到達目標がある。
- 関数を理解し,与えられた手順のもとで使いこなせる。
- 論理回路の基礎を理解し、全加算器を作成することができる。
- 論理回路をプログラムで作成することを理解し、プログラムで作成することができる。
- テキスト処理を理解し、プログラムを作成することができる。
この到達目標を、1年生のみんなが達成できるように、プログラミング基礎の習得について、重点的にサポートすることになる。
具体的なサポートとして、グループチャットによるサポートと、技術者入門Ⅰでの課題群への模範解答作成の2つの流れで進める。
最終的には、模範解答の作成と提出、サポート内容の報告書の提出、が必要となる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポートプログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得をうまくサポートできる。プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得をサポートできる。 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得をサポートできない。
データ構造の基礎(配列)の習得のサポートデータ構造の基礎(配列)の習得をうまくサポートできる。データ構造の基礎(配列)の習得をサポートできる。 データ構造の基礎(配列)の習得をサポートできない。
プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポートプログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得をうまくサポートできる。プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得をサポートできる。プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得をサポートできない。
プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポートプログラミング基礎3(2重ループ)の習得をうまくサポートできる。プログラミング基礎3(2重ループ)の習得をサポートできる。プログラミング基礎3(2重ループ)の習得をサポートできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1年生の技術者入門Ⅱの時間にサポートする。
1年生の技術者入門Ⅱでは,以下の4つの到達目標がある。
- 関数を理解し,与えられた手順のもとで使いこなせる。
- 論理回路の基礎を理解し、全加算器を作成することができる。
- 論理回路をプログラムで作成することを理解し、プログラムで作成することができる。
- テキスト処理を理解し、プログラムを作成することができる。
この到達目標を、1年生のみんなが達成できるように、プログラミング基礎の習得について、重点的にサポートすることになる。
具体的なサポートとして、グループチャットによるサポートと、技術者入門Ⅰでの課題群への模範解答作成の2つの流れで進める。
最終的には、模範解答の作成と提出、サポート内容の報告書の提出、が必要となる。
授業の進め方・方法:
遠隔でのサポートとなるので、1年生へのアプローチが大切になる。
プログラミングのサポートでは、解答のみを提示するだけでなく、そこに至る考えをどのように伝えるかがポイントになる。
自身のスキルアップにつながる課題も用意されている。
具体的には、シンプルにスマートに解くには難易度の高い課題が用意されている。
いわゆる、1年生にとっての、提出が必須ではないチャレンジ課題(発展課題)である。
様々な制約条件がある中でのサポートであるため、相当なチャレンジングな科目になるが、その分やりがいがある科目である。
注意点:
大切なのは「正解することではなく、その過程で考えること・考えたことである。」ということを、伝えてほしい。
クラスメートとの議論も大切な時間となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 アイスブレイク
サポートするメンバーを知り、クラスのメンバーを知る。
2週 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポート1
プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
3週 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポート2
プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
4週 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポート3
プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
5週 データ構造の基礎(配列)の習得のサポート1
データ構造の基礎(配列)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
6週 データ構造の基礎(配列)の習得のサポート2
データ構造の基礎(配列)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
7週 データ構造の基礎(配列)の習得のサポート3
データ構造の基礎(配列)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
8週 データ構造の基礎(配列)の習得のサポート4
データ構造の基礎(配列)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
2ndQ
9週 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポート1 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
10週 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポート2 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
11週 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポート3 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
12週 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポート4 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
13週 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポート1 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
14週 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポート2 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
15週 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポート3 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
16週 模範解答作成報告書、サポート報告書の作成 模範解答作成報告書、サポート報告書を作成し報告する
後期
3rdQ
1週 アイスブレイク
サポートするメンバーを知り、クラスのメンバーを知る。
2週 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポート1 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
3週 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポート2 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
4週 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポート3 プログラミング基礎(連接、分岐、反復)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
5週 データ構造の基礎(配列)の習得のサポート1 データ構造の基礎(配列)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
6週 データ構造の基礎(配列)の習得のサポート2 データ構造の基礎(配列)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
7週 データ構造の基礎(配列)の習得のサポート3 データ構造の基礎(配列)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
8週 データ構造の基礎(配列)の習得のサポート4 データ構造の基礎(配列)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
4thQ
9週 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポート1 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
10週 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポート2 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
11週 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポート3 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
12週 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポート4 プログラミング基礎2(2進数のプログラム)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
13週 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポート1 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
14週 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポート2 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
15週 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポート3 プログラミング基礎3(2重ループ)の習得のサポートをする。
リモートでのグループチャットによるサポートと、課題の模範解答の作成を行う。
16週 模範解答作成報告書、サポート報告書の作成 模範解答作成報告書、サポート報告書を作成し報告する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。4
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。4
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。4
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。4
基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。4
論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。4
与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。4
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。4
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。4
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。1
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。1
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。1
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。1
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。1
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。1

評価割合

模範解答作成サポート報告書合計
総合評価割合5050100
基礎的能力404080
専門的能力101020