到達目標
コンピュータにおける各種アーキテクチャの概念が理解できる．
プログラム内蔵方式の命令処理手順と，パイプライン処理の機構が理解できる．
オブジェクト指向プログラミングおよびマルチスレッド処理が実装できる．
パイプラインシミュレータの実装ができる．
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | コンピュータにおける各種アーキテクチャの概念が理解できる． | コンピュータの各種アーキテクチャの基本項目を理解している． | コンピュータの各種アーキテクチャが理解できない． |
| 評価項目2 | プログラム内蔵方式の命令処理手順と，パイプライン処理の機構が理解できる． | プログラム内蔵方式の命令処理手順とパイプライン処理の基本的な流れが理解できる | プログラム内蔵方式やパイプラインの概念が理解できない． |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
これまで学んできた計算機の集大成として，基礎から応用まで幅広く学習する．
根底にあるのはアーキテクチャであり，各種アーキテクチャが理解できることが求められる．
授業の進め方・方法:
スライドを用いた座学であるが，スライドを穴あきとして配布するため，メモを取ることに注力するのではなく，聞く方に注力した受講を心がけること．
授業の短い時間ではとても学習しきれないため，提示された教科書にとどまらず，様々な書物に目を通して知識を広げるよう心がけること．
わからないところは適宜質問に応じる．
注意点:
常に実世界との対応を考えながら学習し，社会へ貢献できる知識と技術を身につけること．
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
ガイダンス，計算機に関する基礎概念 |
学習方法を理解する
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| 2週 |
コンピュータの歴史
ノイマン型コンピュータとアーキテクチャ
コンピュータの性能表現方法 |
コンピュータの歴史を把握し，現在のコンピュータの構成を理解する
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| 3週 |
命令セットアーキテクチャ1（オペランド表現方式） |
命令セットアーキテクチャの概要と，命令表現の方法を理解する
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| 4週 |
命令セットアーキテクチャ（アドレッシング方式）
メモリアーキテクチャ1（DRAMとSRAM） |
アドレッシング方式を理解し，メモリの基礎を理解する
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| 5週 |
メモリアーキテクチャ2（キャッシュメモリ） |
キャッシュメモリという概念と実装方法を理解する
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| 6週 |
メモリアーキテクチャ3（仮想記憶） |
仮想記憶という概念と実装方法を理解する
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| 7週 |
前期中間までの総まとめ |
6週で学んだ重要事項を復習し，まとめる
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| 8週 |
前期中間試験 |
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| 2ndQ |
| 9週 |
前期中間試験の答案返却・解説 |
解説を聞いて，自分の苦手箇所を理解する
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| 10週 |
割り込み処理とバスの処理方式
HDDの構造 |
割り込み処理の概要とバスの役割を理解する．
HDDの基本構造を把握しておく
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| 11週 |
計算機の命令処理の復習
パイプライン処理 |
計算機の命令処理を復習し，パイプラインの概念を理解する
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| 12週 |
パイプラインハザードとフォワーディング処理 |
パイプラインで生じる問題とその解決手法を理解する
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| 13週 |
スーパースカラ方式
コンパイラ最適化手法
その他，高速化手法 |
これまでに説明してきた方法以外での高速化手法を理解する
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| 14週 |
前期期末までの総まとめ |
13週で学んだことをまとめる
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| 15週 |
前期期末試験 |
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| 16週 |
前期期末試験の答案返却・解説 |
解説を聞いて，自分の苦手箇所を理解する
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
| 総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 |
| 基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 30 |
| 専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 70 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |