コンピュータアーキテクチャⅠ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 コンピュータアーキテクチャⅠ
科目番号 0083 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 曽和将容著『(コンピュータサイエンス教科書シリーズ 6)コンピュータアーキテクチャ』コロナ社,2006年,2,940円(税込)
担当教員 能城 沙織

到達目標

コンピュータにおける各種アーキテクチャの概念が理解できる。
プログラム内蔵方式の命令処理手順と命令セットアーキテクチャが理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータにおける各種アーキテクチャの概念が説明できるコンピュータにおける各種アーキテクチャの基本項目を理解しているコンピュータの各種アーキテクチャを理解できていない
評価項目2プログラム内蔵方式の命令処理手順と命令セットアーキテクチャを説明できる プログラム内蔵方式の命令処理手順と命令セットアーキテクチャを説明できる プログラム内蔵方式の命令処理手順と命令セットアーキテクチャを理解できていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コンピュータアーキテクチャの基礎を学び、情報工学を学ぶ上で必要となる基礎知識を身に着ける。
授業の進め方・方法:
・指定教科書の内容をベースとした講義形式にて行う。講義は板書を中心として行う。
・授業では教員による説明に加え、理解を深めることを目的とした演習課題も必要に応じて行う。
注意点:
受け身の姿勢ではなく、自分自身で誰かに説明できるようになることを目指して常に授業に取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,計算機に関する基礎概念 この科目の全体像を理解する
2週 データの表現方法 コンピュータにおいてデータを表現するための方法について理解する。
3週 数値表現(1)
2の補数を使ったコンピュータ内の計算について理解する
4週 数値表現(2)
命令の表現方法
コンピュータにおける数値の表現方法を理解する
コンピュータにおいて命令はどのように表現されているか理解する
5週 アドレス指定方式
アドレッシング方式を理解する
6週 命令の種類 コンピュータ内でどのような命令が実行されているのかを理解する
7週 プログラムの基礎
コンピュータ内でプログラムが実行されるときの手順を理解する
8週 コンピュータの性能評価 コンピュータの性能評価に用いられる項目について理解する
2ndQ
9週 CPUの高速化手法の概要
CPUを高速化させるためにどのような手法があるのかを理解する
10週 演習問題(1) 演習問題を解くことでこれまで学んだ内容の理解を深める
11週 演習問題(2)
演習問題を解くことでこれまで学んだ内容の理解を深める
12週 アセンブラ言語(1) アセンブラ言語を学ぶことでコンピュータ内の動きに関する理解を深める
13週 アセンブラ言語(2) アセンブラ言語を学ぶことでコンピュータ内の動きに関する理解を深める
14週 前期の復習(1)
前期に学んだことを振り返り理解を深める
15週 前期の復習(2)

前期に学んだことを振り返り理解を深める
16週 前期期末試験の答案返却・解説
解説を聞いて誤った箇所を確実に理解する

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力5000002070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000