画像情報システムⅡ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 画像情報システムⅡ
科目番号 0089 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 酒井幸市著『ディジタル画像処理入門』コロナ社、2002年、2200円(+税)
担当教員 和﨑 浩幸

到達目標

膨張・収縮処理、2値化画像の表現方法、テンプレートマッチングについて理解し、実装できる。
実領域から空間周波数領域への変換について理解し、DFT プログラムを実装することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1膨張・収縮処理とランレングス表現について理解し、全課題の達成ができる。膨張・収縮処理とランレングス表現について理解し、一部を除いた課題の達成ができる。膨張・収縮処理とランレングス表現について理解できない。または課題が達成できない。
評価項目2パターンマッチングの基本とテンプレートマッチングについて理解し、全課題の達成ができる。パターンマッチングの基本とテンプレートマッチングについて理解し、一部を除いた課題の達成ができる。パターンマッチングの基本とテンプレートマッチングについて理解できない。または課題が達成できない。
評価項目3DFTの基本を理解し、全課題の達成ができる。DFTの基本を理解し、一部を除いた課題の達成ができる。DFTの基本が理解できない。または課題が達成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目(画像情報システムⅡ)では、画像情報システムⅠに引き続き、ディジタル画像処理の基本的な処理について学ぶ。
演習形式で、2値化処理と表現方法、パターンマッチング、周波数解析などの各処理方法について説明し、課題に取り組みながら体得する。
授業の進め方・方法:
以下の単元ごとに、最初に処理手法についての説明を行う。その処理手法にしたがって各課題について処理プログラムを作成し、テスト画像を用いて動作確認を行う。
  ⇒膨張・収縮処理、2値化図形の表現手法、テンプレートマッチング、DFT解析
課題に対して作成したプログラムの動作確認ができたら、ソースファイルと確認結果を電子ファイルとして提出する。また、指定された課題について、PDF化したレポートを提出する。
2回の試験の平均点60%、課題点40%として評価する。
注意点:
画像情報システムⅠで学んだ基本的な知識が必要とされるので、画像情報システムⅠを履修していることが基本となる。
課題点が評価全体の40%を占めるので、着実に課題に取り組んで達成すること。また、課題の難易度はばらつきがあるので、できるところから進めて構わない。
データ処理を行うときは、常に変数の型や演算による丸めが起こることに注意してプログラムを作成すること。
授業時間内に集中して課題に取り組めば、ほぼ課題の達成は可能と思われるが、必要なら時間外等を利用して課題に取り組むこと。
指定された課題については、必ずレポートを提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 膨張と収縮、2値化図形の表現方法について学ぶ。 膨張と収縮、2値化図形の表現方法について理解する。
2週 膨張・収縮処理の各課題に取り組む。 膨張・収縮処理の各課題に取り組み、達成する。
3週 膨張・収縮処理の各課題に取り組む。 膨張・収縮処理の各課題に取り組み、達成する。
4週 ランレングス表現とチェーンコード表現の各課題に取り組む。 ランレングス表現とチェーンコード表現の各課題に取り組み、達成する。
5週 ランレングス表現とチェーンコード表現の各課題に取り組む。 ランレングス表現とチェーンコード表現の各課題に取り組み、達成する。
6週 パターンマッチングの基本について学ぶ。 パターンマッチングの基本を理解する。
7週 テンプレートマッチングの課題に取り組む。 テンプレートマッチングの課題に取り組み、達成する。
8週 後期中間試験を実施する。 後期中間試験で概ね60点以上とることを目標とする。
4thQ
9週 後期中間試験の解答と説明を行う。 後期中間試験の結果から、必要な復習を行う。
10週 テンプレートマッチングの課題に取り組む。 テンプレートマッチングの課題に取り組み、達成する。
11週 テンプレートマッチングの課題に取り組む。 テンプレートマッチングの課題に取り組み、達成する。
12週 1次元DFTと2次元DFTの基本について学ぶ。 1次元DFTと2次元DFTの基本について理解する。
13週 DFTの課題に取り組む。 1次元DFTと2次元DFTの課題に取り組み、達成する。
14週 DFTの課題に取り組む。 1次元DFTと2次元DFTの課題に取り組み、達成する。
15週 後期期末試験を実施する。 後期期末試験で概ね60点以上とることを目標とする。
16週 後期期末試験の解答と説明を行う。 後期期末試験の結果から、必要な復習を行う。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力0000000
専門的能力60000040100
分野横断的能力0000000