電子計算機 III

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電子計算機 III
科目番号 0095 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 栗本 育三郎

到達目標


・チームの一員としての責任を自覚し、相互に協力しながら、ALUを設計製作できる。


ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的なコンピュータの構造を人に説明できる。基本的なコンピュータの構造をある程度説明できる。基本的なコンピュータの構造をある程度説明できない。
評価項目2ALUを設計できる。ALUをある程度設計できる。ALUをある程度設計できない。
評価項目3シフターを設計できる。計算機構を人に説明できる。シフターをある程度設計できる。計算機構をある程度説明できる。シフターをある程度設計できない。計算機構をある程度説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
計算の原理からはじめて、電子計算機の基本構造、ALU、ゲート、レジスタ、シフターの設計製作手法を理解させる。この科目は企業でシステムの設計開発を担当していた教員が、その経験を活かし、システム開発の設計と実装と評価について、講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
電子計算機の本質を、設計製作評価を通じて、理解できるようにする。
注意点:
計算機の本質を理解するように務めること。NAND回路などの基本論理回路を理解すること。論理式を利用できるようにすること。システム思考法を身につけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 NビットのALU設計 ・ クラス全員で8ビットALUの設計を行う。
2週 ・ クラス全員で8ビットALUの設計を行う。
3週 ・ クラス全員で8ビットALUの設計を行う。
4週 ・ クラス全員で8ビットALUの設計を行う。
5週 NビットのALU製作 ・ クラス全員で8ビットALUの設計を行う。
6週 ・ クラス全員で8ビットALUの設計を行う。
7週 NビットのALU製作 ・ クラス全員で8ビットALUの製作を行う。
8週 後期中間試験 理解度のチェックを行う。
4thQ
9週 NビットのALU製作 クラス全員で8ビットALUの製作を行う。
10週 NビットのALU製作 クラス全員で8ビットALUの製作を行う。
11週 NビットのALU製作 クラス全員で8ビットALUの製作を行う。
12週 シフターの設計 算術シフト・論理シフトについてNANDを用いて設計する
13週 ・ シフターの製作 算術シフト・論理シフトについてNANDを用いて製作する
14週 ・ ALU・シフタの評価 ・ ALU・シフタの動作評価を行う.
15週 ・ 仮想計算機の製作と評価 仮想計算機のデータ構造とアルゴリズムを設計する。
・ レジスタ郡、メモリ、演算部、命令フェッチ、命令デコードを作成する
16週 ・ 仮想計算機の製作と評価 仮想計算機のデータ構造とアルゴリズムを設計する。
・ レジスタ郡、メモリ、演算部、命令フェッチ、命令デコードを作成する

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602000200100
基礎的能力2010010 040
専門的能力4010 0010060
分野横断的能力000