分散情報システムⅡ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 分散情報システムⅡ
科目番号 0113 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (計算機システムの教科書) K-SEC「情報セキュリティ基礎教材」
担当教員 丸山 真佐夫

到達目標

クラウドコンピューティングの基礎概念と、実際に普及している技術、システムの概要を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ネットワーク結合方式並列コンピュータネットワーク結合方式並列コンピュータを構成する技術を理解できる。ネットワーク結合方式並列コンピュータを構成する基本的な技術の概要を理解できる。ネットワーク結合方式並列コンピュータを構成する基本的な技術の概要を理解できない。
MPIを用いた並列プログラミングMPIを用いた並列プログラムを書くことができる。MPIを用いた簡単な並列プログラムを書くことができる。MPIを用いた簡単な並列プログラムを書くことができるない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
並列、分散コンピュータについて学習する。
授業の進め方・方法:
講義および演習、実習を取り入れて授業を進める。
注意点:
変化の早い分野であるので、最新のニュース等に関心を持ち、みずから情報や知識の吸収に努めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ネットワーク結合方式 ネットワーク結合方式の並列コンピュータの概要を理解する。
2週 相互結合網 直接網、間接網について理解する。
3週 相互結合網 直接網のトポロジについて理解する。
4週 相互結合網 各トポロジの特徴を直径、次数、均一性の観点で評価できる。
5週 データ転送方式 ネットワーク結合方式アーキテクチャにおけるデータ転送方式、ルータの役割を理解する。
6週 データ転送方式 ストア&フォワード、ワームホール,バーチャルカットする―の各方式の動作を理解する。
7週 データ転送方式 ストア&フォワード、ワームホール,バーチャルカットする―の各方式の動作を理解する。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 ルーティングアルゴリズム 次元ルーティング、決定的ルーティング、適応型ルーティング、フォールトトレラントルーティングの各方式を理解する。
10週 クラスタ ネットワーク結合方式の一種であるクラスタの概要を理解する。
11週 MPI ネットワーク結合方式並列コンピュータにおけるプログラミングの標準規格である MPI の概要を理解する。
12週 MPI プログラミング MPI を用いて複数プロセッサを利用したプログラムを動かせる。
13週 MPI プログラミング 個別通信を用いた MPI プログラムを作成できる。
14週 MPI プログラミング 集団通信を用いた MPI プログラムを作成できる。
15週 MPI と OpenMP を組み合わせたプログラム MPI と OpenMP を組み合わせたハイブリッドな並列プログラムを作成できる。
16週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力60565
専門的能力201535