信号処理工学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 信号処理工学
科目番号 0154 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 日本音響学会 編「音響学入門ペディア」コロナ社,2017年(2,860円)
担当教員 齋藤 康之

到達目標

信号処理について理解できる.
音声信号の加工や分離について理解できる.
音楽音響信号や音場の特徴について理解できる.
音声認識方法や主観評価について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
信号処理の基礎理論信号処理の基礎理論を理解・説明できる。信号処理の基礎理論をある程度理解・説明できる。信号処理の基礎理論を理解できない.
音声信号の加工や分離音声信号の加工や分離を理解・説明できる。音声信号の加工や分離をある程度理解・説明できる。音声信号の加工や分離を理解できない.
音楽音響信号や音場の特徴音楽音響信号や音場の特徴を理解・説明できる。音楽音響信号や音場の特徴をある程度理解・説明できる。音楽音響信号や音場の特徴を理解できない.
音声認識方法や主観評価音声認識方法や主観評価を理解・説明できる。音声認識方法や主観評価をある程度理解・説明できる。音声認識方法や主観評価を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
種々の信号の中で,特に音響信号に焦点を絞る.信号処理の基本的な理論,信号の特徴 ,音声認識方法を中心に学習する.
授業の進め方・方法:
教科書の内容に基づいた講義形式と実習を行う.
注意点:
4年次の「応用数学A」を履修・修得していることが望ましい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 サンプリング定理 標本化定理について理解を深める.
2週 フーリェ変換 フーリェ変換について理解を深める.
3週 畳み込み演算 畳み込み演算について理解を深める.
4週 Z変換 Z変換について理解を深める.
5週 窓関数 窓関数について理解を深める.
6週 信号の加工と復元 信号の加工と復元について理解を深める.
7週 音源分離 音声強調,雑音抑圧,音源分離について理解を深める.
8週 後期中間試験 ここまでの学習内容について
4thQ
9週 信号の遅延 小数点を含む遅延の実現方法について理解を深める.
10週 ホワイトノイズ 白色雑音について理解を深める.
11週 残響 残響時間とその測定方法について理解を深める.
12週 音声信号の特徴量 基本周波数やフォルマント周波数について理解を深める.
13週 隠れマルコフモデル 隠れマルコフモデルについて理解を深める.
14週 音声認識 音声認識手法について理解を深める.
15週 主観評価 主観評価について理解を深める.
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000