メディアデザイン

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 メディアデザイン
科目番号 j0710 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「高校 社会と情報」(実務出版株式会社) ※1年次「コンピュータ入門Ⅰ・Ⅱ」で使用した教科書
担当教員 吉澤 陽介,非常勤

到達目標

・メディアデザインの概要,およびメディアデザインの実践を体験的に学ぶ.
・プロトタイプとして「学校を紹介するメディアデザイン」を作成する.
・プロトタイプ作成を通して、課題の発見・解決の手法を探求する.
・上記の結果として,情報構成力と伝達のための表現力を身につける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(メディアデザインの知識)メディアデザインの概要を理解できるメディアデザインの概要をある程度理解できるメディアデザインの概要を理解できない
評価項目2(調査分析・課題発見力)対象の調査分析に優れ、適切な課題発見力がある対象の調査分析を行い、課題発見力がある対象の調査分析が未熟で、課題発見力がない
評価項目3(情報構成・発想力)解決に向けた情報構成が優れ、豊かな発想力がある解決に向けた情報構成ができ、発想力がある解決に向けた情報構成ができず、発想が足りない
評価項目4(表現・情報伝達力)効果的な表現を行い、情報伝達力が優れている適切な表現を行い、情報伝達力がある表現ができず、情報伝達ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義は、メディアデザインの概要を学習し、社会で実践されているメディアデザインのプロセスに準じたプロトタイプ作成を体験学習するものである。「学校を紹介するメディアデザイン」をテーマに、調査分析・課題発見・情報構成・発想・表現・情報伝達の一連を体験する。Web、映像、アニメーション、3DCG、立体物、紙媒体など、表現手段は問わず、前半の調査分析から発見された課題を解決するために、自身またはチームで表現できる最適な手段を選んで、プロトタイプを完成させる。
授業の進め方・方法:
1. メディアデザインの概要理解(デザインの意味、メディアの可能性)
2. メディアデザインのプロセス理解(ユーザ中心設計、デザイン思考)
3.テーマについての理解(ブレスト・調査計画・調査分析・課題抽出)
4. 発想の展開(コンセプト・設定課題・解決案・プロトタイプ計画・制作提案)
5. ラピッドプロトタイピング(情報構成・アイデア展開・制作)
6. プロトタイプ評価(プレゼンテーション、評価調査)
注意点:
表現方法は問わないが、自らまたはチームでプロトタイプを作成するために必要な手段を検討し、足りない技量を自主的に習得すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 メディアデザインの概要理解 
デザインの意味、メディアの可能性
メディアデザインの概要理解、デザインの意味、メディアの可能性について理解できること
2週 メディアデザインのプロセス理解 
ユーザ中心設計・デザイン思考
メディアデザインのプロセス理解、ユーザ中心設計・デザイン思考について理解できること
3週 テーマ理解① 
ブレーンストーミング・調査チーム編成
テーマを理解した上で、ブレーンストーミング・調査チーム編成ができること
4週 テーマ理解② 
調査計画 情報収集整理・分析・インフォグラフィックス
テーマを理解した上で、調査計画、情報収集整理・分析し、インフォグラフィックス表現につなげられること
5週 テーマ理解③ 
調査報告、相互評価
テーマを理解した上で、調査報告、相互評価ができること
6週 発想展開① 
ブレーンストーミング・コンセプト・プロトタイプ案・制作チーム編成
発想展開として、ブレーンストーミング・コンセプト・プロトタイプ案・制作チーム編成ができること
7週 発想展開② 
課題設定・解決案・プロトタイプ計画
発想展開として、課題設定・解決案・プロトタイプ計画ができること
8週 発想展開③ 
制作提案発表・相互評価
発想展開として、制作提案発表・相互評価ができること
4thQ
9週 ラピッドプロトタイピング① 
情報構成・アイデア展開・制作
ラピッドプロトタイピングにおける情報構成・アイデア展開・制作について理解できること
10週 ラピッドプロトタイピング② 
情報構成・アイデア展開・制作
ラピッドプロトタイピングにおける情報構成・アイデア展開・制作を進められること
11週 ラピッドプロトタイピング③
情報構成・アイデア展開・制作
ラピッドプロトタイピングにおける情報構成・アイデア展開・制作を進められること
12週 ラピッドプロトタイピング④
情報構成・アイデア展開・制作
ラピッドプロトタイピングにおける情報構成・アイデア展開・制作を進められること
13週 プロトタイプ評価① 
中間発表・相互評価・評価調査計画
プロトタイプ評価における中間発表・相互評価・評価調査計画について理解できること
14週 プロトタイプ評価② 
調査分析・改善計画・制作
プロトタイプ評価における調査分析・改善計画・制作について理解できること
15週 プロトタイプ評価③ 
調査分析・改善計画・制作
プロトタイプ評価における調査分析・改善計画・制作の一連を進められること
16週 プロトタイプ評価④ 
最終発表・相互評価
プロトタイプ評価における最終発表・相互評価ができること

評価割合

態度課題達成最終作品評価合計
総合評価割合304030100
基礎的能力10101030
専門的能力10101030
分野横断的能力10201040