情報セキュリティⅡ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報セキュリティⅡ
科目番号 0185 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 米村 恵一

到達目標

セキュリティアナリストの重要スキルである、
1.アクセスログ、通信ログの解析による、攻撃の検出
2.攻撃シナリオにおける検出から防御までの総合的な実践力
の習得をシステム構築演習を通じて目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報システム構築情報システムを構成する要素を十分に理解し、十分な構築ができる。情報システムを構成する要素を理解し、構築ができる。情報システムを構成する要素を理解できず、構築ができない。
ログ解析・各種通信解析Webサーバ、IDS/IPS、Proxyサーバによる通信解析を十分に理解できる。Webサーバ、IDS/IPS、Proxyサーバによる通信解析を理解できる。Webサーバ、IDS/IPS、Proxyサーバによる通信解析を理解できない。
検出から防御までの総合力攻撃シナリオにおける各種ステップを十分に実践できる。攻撃シナリオにおける各種ステップを実践できる。攻撃シナリオにおける各種ステップを実践できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
セキュリティアナリストの重要スキルである、
1.アクセスログ、通信ログの解析による、攻撃の検出
2.攻撃シナリオにおける検出から防御までの総合的な実践力
の習得をシステム構築演習を通じて目指す。
授業の進め方・方法:
演習を中心に進める。
演習の効果を高めるための予習・復習も大切になる。
注意点:
ツールの使い方など、ある程度の正解と考えることができる標準的な使い方が存在する。しかしながら、正しい・正しくないにこだわらず、考えられるあらゆる可能性を吟味することに意義があり、そのためには、自身を吟味できる状態に持っていくことが期待される。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Webサーバの構築とログ解析1 Webサーバの構築手法、Webサーバにおける不審なログを見極める観点を理解できる。
2週 Webサーバの構築とログ解析2 Webサーバの構築手法、Webサーバにおける不審なログを見極める観点を理解できる。
3週 Webサーバの構築とログ解析3 Webサーバの構築手法、Webサーバにおける不審なログを見極める観点を理解できる。
4週 Webサーバの構築とログ解析4 Webサーバの構築手法、Webサーバにおける不審なログを見極める観点を理解できる。
5週 Webサーバの構築とログ解析5 Webサーバの構築手法、Webサーバにおける不審なログを見極める観点を理解できる。
6週 IDS/IPSの構築とIDS/IPSによる通信の解析とIDS/IPSの特性1 IDS/IPSの構築手法、シグネチャ作成手法、IDS/IPSの対応範囲、不審なログを見極める観点を理解できる。
7週 IDS/IPSの構築とIDS/IPSによる通信の解析とIDS/IPSの特性2 IDS/IPSの構築手法、シグネチャ作成手法、IDS/IPSの対応範囲、不審なログを見極める観点を理解できる。
8週 IDS/IPSの構築とIDS/IPSによる通信の解析とIDS/IPSの特性3
IDS/IPSの構築手法、シグネチャ作成手法、IDS/IPSの対応範囲、不審なログを見極める観点を理解できる。
4thQ
9週 IDS/IPSの構築とIDS/IPSによる通信の解析とIDS/IPSの特性4 IDS/IPSの構築手法、シグネチャ作成手法、IDS/IPSの対応範囲、不審なログを見極める観点を理解できる。
10週 Proxyサーバのログ解析のための演習環境構築とログ解析1 Proxyサーバのログ解析のための演習環境の要素と構築手法、Proxyサーバにおける不審なログを見極める観点を理解できる。
11週 Proxyサーバのログ解析のための演習環境構築とログ解析2 Proxyサーバのログ解析のための演習環境の要素と構築手法、Proxyサーバにおける不審なログを見極める観点を理解できる。
12週 Proxyサーバのログ解析のための演習環境構築とログ解析3 Proxyサーバのログ解析のための演習環境の要素と構築手法、Proxyサーバにおける不審なログを見極める観点を理解できる。
13週 総合演習1 攻撃シナリオにおける検出から防御までを総合的に理解できる。
14週 総合演習2 攻撃シナリオにおける検出から防御までを総合的に理解できる。
15週 総合演習3 攻撃シナリオにおける検出から防御までを総合的に理解できる。
16週 総復習 毎回の課題について必要に応じて再考する。

評価割合

構築ログ解析総合実践力合計
総合評価割合403030100
基礎的能力30202070
専門的能力10101030