課題研究

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 課題研究
科目番号 0191 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 特に定めない
担当教員 和田 州平

到達目標

情報工学科にある10研究室のひとつに配属し,指導教官とともに研究テーマを決定する.
その上で指導教官の指導を受けながら「研究計画立案」「実験・制作・調査の実施とまとめ」を行い,
課題研究発表会において発表することができる.
全てのプロセスにおいて主体的に研究を進めることを目指す.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
研究計画立案指導教官の指導を受けて主体的に研究計画立案ができる.指導教官の指導を受けて研究計画立案ができる.指導教官の指導を受けて研究計画立案ができない.
実験・制作・調査の実施指導教官の指導を受けて主体的に実験・制作・調査ができ,進捗報告ができる.指導教官の指導を受けて実験・制作・調査ができる.実験・制作・調査ができない.
実験・制作・調査結果のまとめ指導教官の指導を受けて主体的に実験・制作・調査の結果をまとめて発表することができる.指導教官の指導を受けて実験・制作・調査の結果をまとめて発表することができる.指導教官の指導を受けて実験・制作・調査の結果をまとめることができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目は,5年次配当の「卒業研究」の予行演習に位置付けられる.
情報工学科の研究室に配属して,指導教官とともに研究テーマを決定し,
その上で「研究計画立案」「実験・制作・調査の実施とまとめ」を行い,課題研究発表会において発表を行う.
授業の進め方・方法:
情報工学科内の10研究室のいずれかに配属後,各指導教官の研究指導を受ける.
注意点:
・研究内容については,こまめに指導教官との情報共有を行うこと.
・4年生配当の「ドキュメント書法演習」において,研究内容を抄録・スライドとしてまとめることになるので留意すること.
・課題研究発表会では,抄録(A4用紙1〜2枚)およびスライドによる発表を求める.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 研究室紹介ガイダンスと配属決定 ガイダンスにより研究室の概要を理解でき,配属決定できること.
2週 配属された研究室における研究活動(1) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
3週 配属された研究室における研究活動(2) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
4週 配属された研究室における研究活動(3) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
5週 配属された研究室における研究活動(4) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
6週 配属された研究室における研究活動(5) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
7週 配属された研究室における研究活動(6) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
8週 配属された研究室における研究活動(7) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
4thQ
9週 配属された研究室における研究活動(8) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
10週 配属された研究室における研究活動(9) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
11週 配属された研究室における研究活動(10) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
12週 配属された研究室における研究活動(11) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
13週 配属された研究室における研究活動(12) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
14週 配属された研究室における研究活動(13) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
15週 配属された研究室における研究活動(14) 指導教官の指導のもとで研究活動を円滑にすすめることができる.
16週 課題研究発表会開催 課題研究発表会において,研究成果を発表することができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。4
論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。4
与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。4
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。4
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。4
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4
他者の意見を聞き合意形成することができる。4
合意形成のために会話を成立させることができる。4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4
複数の情報を整理・構造化できる。4
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4
事実をもとに論理や考察を展開できる。4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4
目標の実現に向けて計画ができる。4
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4
法令やルールを遵守した行動をとれる。4
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。2
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。2
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。2
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。4
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。4
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。4
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。4

評価割合

抄録内容課題研究発表合計
総合評価割合5050100
研究計画立案151025
実験・制作・調査の実施201030
実験・制作・調査結果のまとめ153045