技術者入門Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 技術者入門Ⅱ
科目番号 c0050 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 図面の読み方がやさしくわかる本(日本能率協会)
まんがでわかる理科系の作文技術(中央公論新社)
担当教員 石井 建樹,原田 健二,虻川 和紀

到達目標

ものつくり課題を通して技術者としての基礎を体験し,キャリアパスにおける心構えを習得し,今後の学習に活用することができる.
上級生をリーダーとしたプロジェクト実習に参加し,適切に作業を実施することができる.
評価は,態度10%,学生同士の相互評価20%,ポートフォリオ70%で行う.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
作業の遂行課題に沿った実習の実施計画をリーダーとともに企画し,計画的に実施することができる課題に沿った実習を指導のもとで実施することができる課題に沿った実習を適切に実施することができない
チームワーク課題解決のためにプロジェクトチームを円滑に牽引することができるプロジェクトチームとともに協働して,プロジェクトを遂行することができるプロジェクトを遂行することができない
問題解決積極的に自学自習,情報収集を行い,速やかな問題が解決できるチームと連携して問題解決を図ることができる問題解決できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環境都市工学に関して興味を深め,習得のために必要な体験を行う課題解決型の授業である.
授業の進め方・方法:
授業中に環境都市工学に関する課題が提示されるので,各課題を解決する.
プロジェクトチームにより実施する課題では,リーダーを中心としてチームワークを発揮して課題を解決する.
注意点:
上級生のリーダーとよく連携を取り,課題の成果を納期までに完成させること.
プロジェクトチームで解決が難しい場合は,チームだけでなく,教員等に質問し,速やかに解決を図ること.
技術者入門Iで使用したノートを使用するので,授業に持参すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 実際の構造物の計測実習(ガイダンスと計測計画) 実際の構造物の寸法を計測する方法を計画し、次回以降の実習に備える。
2週 構造物の計測実習 計測計画に基づき、構造物の寸法を計測する。
3週 構造物の計測実習 計測計画に基づき、構造物の寸法を計測する。
4週 構造物の計測実習 計測計画に基づき、構造物の寸法を計測する。
5週 構造物の計測実習 計測計画に基づき、構造物の寸法を計測する。
6週 図面制作 計測した寸法に基づき、図面を制作する。
7週 図面制作 計測した寸法に基づき、図面を制作する。
8週 図面制作 計測した寸法に基づき、図面を制作する。
4thQ
9週 模型制作・ガイダンス 前半で作成した図面をもとに模型の作製方法を計画し、次回以降の実習に備える。
10週 構造物の模型製作 作製計画に基づき、構造物の模型を作製する。
11週 構造物の模型製作 作製計画に基づき、構造物の模型を作製する。
12週 構造物の模型製作 作製計画に基づき、構造物の模型を作製する。
13週 構造物の模型製作 作製計画に基づき、構造物の模型を作製する。
14週 構造物の模型製作 作製計画に基づき、構造物の模型を作製する。
15週 課題提出・品評会 作製した模型を提出する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1
他者の意見を聞き合意形成することができる。1
合意形成のために会話を成立させることができる。1
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。1
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。1
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。1
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。1
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。1
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。1
事実をもとに論理や考察を展開できる。1
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1
目標の実現に向けて計画ができる。1
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。1
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。1
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。1
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。1
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。1
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。1
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。1
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。1
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている1
法令やルールを遵守した行動をとれる。1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。1
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。1後14
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。1後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合002010700100
基礎的能力002010700100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000