建設材料学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建設材料学
科目番号 c0140 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 土木施工 (実教出版,文部科学省検定教科書 工業366),配布資料
担当教員 青木 優介

到達目標

・材料の基本的性質を他者に説明できる。
・金属材料(鋼材)の種類や性質を他者に説明できる。
・コンクリート用材料の種類や性質を他者に説明できる。
・フレッシュコンクリートおよび硬化コンクリートの性質を他者に説明できる。
・コンクリートの施工の概要を他者に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
材料の基本的性質ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
金属材料(鋼材)の種類と性質ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
コンクリート用材料の種類と性質ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
コンクリートの種類と性質ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
コンクリートの施工の概要ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
材料の基本的性質を学び,続けて,代表的な建設材料である「鋼材」と「コンクリート」について基本的な事項を学ぶ。コンクリートについては施工方法についても学ぶ。
授業の進め方・方法:
基本的に対面授業で行われる。
教員がプリントを配布する。それに書き込んでいく形で授業は進められる。(最初の授業を受けてから,自身のノートを準備するかを決めることを勧める)
質問については随時受け付けられる。
注意点:
電卓を毎時間準備すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 本科目の目標や進め方,評価方法を学ぶ。
2週 材料の基本的性質と規格① 材料の基本的性質と規格について学ぶ。(MCC)
3週 材料の基本的性質と規格② 材料の基本的性質と規格について学ぶ。(MCC)
4週 各種の建設材料
金属材料(鋼材)の種類と性質①
土木構造物とそれらに使われている材料を学ぶ。(MCC)
鋼材の性質について学ぶ。(MCC)
5週 金属材料(鋼材)の種類と性質② 鋼材の製造と種類について学ぶ。(MCC)
6週 金属材料(鋼材)の種類と性質③
コンクリート概論
鋼材の製造と種類について学ぶ。(MCC)
コンクリート,モルタル,セメントペーストの分類,コンクリート用材料の種類について学ぶ。(MCC)
7週 コンクリートの製造と施工 コンクリートの製造と構造物の施工について学ぶ。(MCC)
8週 中間試験 中間試験を行う
2ndQ
9週 中間試験の解答
フレッシュコンクリートの性質
中間試験の解答を行う
フレッシュコンクリートの性質について学ぶ。(MCC)
10週 硬化コンクリートの性質① 硬化コンクリートの力学的性質を学ぶ。(MCC)
11週 硬化コンクリートの性質② 硬化コンクリートの耐久性を学ぶ。(MCC)
12週 コンクリート用材料(セメント)
コンクリート用材料(水)
セメントの製造や性質について学ぶ。(MCC)
練混ぜ水の利用について学ぶ。(MCC)
13週 コンクリート用材料(骨材) 骨材の生産や区分,性質について学ぶ。(MCC)
14週 コンクリート用材料(混和材料) 混和材料の種類や性質について学ぶ。(MCC)
15週 定期試験の解答
授業のまとめを行う
定期試験の解答を行う
授業のまとめを行う
16週 予備日 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。3前1,前2,前3,前8
鋼材の種類、形状を説明できる。3前4,前5,前6,前8
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。3前4,前5,前6,前8
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。3前12,前15
各種セメントの特徴、用途を説明できる。3前12,前15
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。3前13,前15
骨材の種類、特徴について、説明できる。3前6,前13,前15
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。3前6,前14,前15
コンクリートの長所、短所について、説明できる。3前6,前7,前15,前16
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。3前7,前15,前16
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。3前9,前15
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。3前10,前15
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。4前11,前15
施工・法規コンクリート工の目的と施工法について、説明できる。3前7,前12,前15
型枠工・鉄筋工・足場支保工・打設工の流れについて、説明できる。3前7,前12,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000