測量実習A

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 測量実習A
科目番号 c0160 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 指定しない(必要な資料を適宜配布する)
担当教員 島﨑 彦人,佐久間 東陽

到達目標

次の項目に関する知識と技能を身につける.
1.距離測量について理解し,器具を使って測量できる.
2.水準測量について理解し,器具を使って測量できる.
3.角測量について理解し,器具を使って測量できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
距離測量原理と作業手順を十分に理解し,器具を使って自主的に測量できる.原理と作業手順を理解し,指導書を参考にしながら,器具を使って測量できる.原理と作業手順に関する理解が不足し,器具を使った測量ができない.
水準測量原理と作業手順を十分に理解し,器具を使って自主的に測量できる.原理と作業手順を理解し,指導書を参考にしながら,器具を使って測量できる.原理と作業手順に関する理解が不足し,器具を使った測量ができない.
角測量原理と作業手順を十分に理解し,器具を使って自主的に測量できる.原理と作業手順を理解し,指導書を参考にしながら,器具を使って測量できる.原理と作業手順に関する理解が不足し,器具を使った測量ができない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
測量に関する正しい知識と技能を身に付けるとともに,将来,指導的立場に立つ技術者として活躍するために必要な基本的な考え方と態度を養う.
授業の進め方・方法:
指導者のもとで,班員と協力しながら自主的に測量作業に取り組む.安全第一,時間厳守,目配り,気配り,心配りを大切にすること.
成績評価の方法:
提出物の提出状況ならびに実習への取り組み姿勢から算出される態度点(50%)と実習レポートの評価点(50%)を合計(100%)して評価する.
注意点:
集合時間:
実習開始時刻の5分前には必要な準備を整え,指定された場所に集合すること.正当な理由なき遅刻や欠席は認められない.やむを得ぬ理由により遅刻あるいは欠席する場合は,必ず集合時間前に指導者に報告すること.
作業時間:
制限時間内に作業を完了できるようあらかじめ実習内容を十分に理解し,実習開始までに必要な準備を整えておくこと.また,班長を中心としながら互いに協力し,チームワークで作業を進めること.制限時間内に作業が完了しない場合や時間外での作業を希望する場合は,必ず指導者に相談すること.
実習レポート:
実習レポートは,指定された期日までに各班の指導者に提出すること.なお,書き方については実習指導書を参照すること.

本科目は,数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度に該当する科目です.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 測量実習の基礎 ガイダンス,測量実習の基礎を理解する
2週 歩測と巻尺による距離測量 巻尺よりも長い平坦な2点間の距離測量ができる(MCC)
3週 歩測と巻尺による距離測量 巻尺よりも長い平坦な2点間の距離測量ができる(MCC)
4週 水準測量 水準測量で用いる機材(レベル,標尺など)の使い方と野帳の記入方法(昇降式,器高式)を理解する(MCC)
5週 水準測量 高低差を測定し,誤差を調整して地盤高を決定することができる(MCC)
6週 水準測量 高低差を測定し,誤差を調整して地盤高を決定することができる(MCC)
7週 水準測量 高低差を測定し,誤差を調整して地盤高を決定することができる(MCC)
8週 水準測量 高低差を測定し,誤差を調整して地盤高を決定することができる(MCC)
2ndQ
9週 水準測量 高低差を測定し,誤差を調整して地盤高を決定することができる(MCC)
10週 水準測量 高低差を測定し,誤差を調整して地盤高を決定することができる(MCC)
11週 水準測量 高低差を測定し,誤差を調整して地盤高を決定することができる(MCC)
12週 角測量と測角機器の基礎 角測量で用いる機材(セオドライト)の据付け方と使い方を習得するとともに,野帳の記入方法を理解する(MCC)
13週 角測量と測角機器の基礎 角測量で用いる機材(セオドライト)の据付け方と使い方を習得するとともに,野帳の記入方法を理解する(MCC)
14週 角測量と測角機器の基礎 角測量で用いる機材(セオドライト)の据付け方と使い方を習得するとともに,野帳の記入方法を理解する(MCC)
15週 角測量と測角機器の基礎 角測量で用いる機材(セオドライト)の据付け方と使い方を習得するとともに,野帳の記入方法を理解する(MCC)
16週 角測量と測角機器の基礎 角測量で用いる機材(セオドライト)の据付け方と使い方を習得するとともに,野帳の記入方法を理解する(MCC)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力建設系分野(実験・実習能力)建設系分野(実験・実習能力)距離測量について理解し、器具を使って測量できる。4
水準測量について理解し、器具を使って測量できる。4
セオドライトによる角測量について理解し、器具を使って測量できる。4

評価割合

態度レポート合計
総合評価割合5050100
距離測量152540
水準測量202545
角測量15015