到達目標
地震の発生原因や気泡事項を理解し,振動原理から構造物の振動特性を理解する.また,耐震設計法の基本的な考え方を身につける.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
地震の基本事項 | 地震の基本事項をメカニズムと合わせて理解できる. | 地震の基本事項を理解できる. | 地震の基本事項を理解できない. |
振動の理論 | 振動解析の理論を理解し,1自由度系の振動問題を解くことができる. | 1自由度系の振動問題を理解できる. | 1自由度系の振動問題を理解できない. |
耐震設計法 | 振動問題で学んだ知見を理解して,現在の設計法について考え方から深く理解できる. | 耐震設計法を理解できる. | 耐震設計法を理解できない. |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(R5までのDP) 旧DP_4 各環境・土木分野の知識・技術・応用力の修得・活用
JABEE B-2 専門分野の知識と能力
教育方法等
概要:
地震に関する基本事項を学ぶとともに,耐震工学の基本となる1自由度系の振動問題を振動方程式とその解を導いて,特徴を理解する.また,耐震設計法の基本的な考え方を学び,振動解析と設計法との相違点・共通点を学ぶ.事前資料を提示して予習を中心とした授業を展開する。
授業の進め方・方法:
・授業90分に対して45分以上の予習,復習を行うこと.特に事前資料による予習の際にWeb検索などによる自学自習を進めることで,授業のポイントのみならず関連事項まで意識した学習を行うこと.
・教科書をベースとした課題を課すので,復習に役立てること.
・補助教科書として次の書籍を挙げておくので,適宜,理解の助けとすること.
平井一男・水田洋司『耐震工学入門』森北出版
注意点:
物理や数学を復習し,基本的な数式操作に慣れておくこと.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス・地震に関する基本事項 |
地震の原因、地震の強さ、地震活動、地震波について学ぶ
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2週 |
地震に関する基本事項と事例紹介 |
事例紹介を通じて,地震に関する基礎事項の理解を深める
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3週 |
地震に関する基本事項と事例紹介 |
事例紹介を通じて,地震に関する基礎事項の理解を深める
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4週 |
地震被害 |
各種構造物の地震被害について学ぶ
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5週 |
振動の理論 |
振動の起こる要因と振動要素
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6週 |
振動の理論 |
1自由度系の非減衰自由振動
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7週 |
振動の理論 |
1自由度系の減衰自由振動
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8週 |
中間試験 |
中間試験までの内容
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4thQ |
9週 |
振動の理論 |
1自由度系の減衰自由振動
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10週 |
振動の理論 |
1自由度系の減衰自由振動
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11週 |
振動の理論 |
強制振動と共振
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12週 |
振動の理論 |
強制振動と共振
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13週 |
耐震設計法 |
耐震設計法の基本的な考え方を学ぶ(MCC)
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14週 |
耐震設計法 |
耐震設計法の基本的な考え方を学ぶ(MCC)
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15週 |
定期試験 |
これまでの内容
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16週 |
解説 |
解説
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 構造 | 各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 85 | 0 | 0 | 0 | 15 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 45 |
専門的能力 | 45 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 55 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |