到達目標
次の項目について,知識と技能を習得する.
(1)リモートセンシング概論
(2)電磁波の性質,分光特性
(3)プラットフォームとセンサ,人工衛星の軌道,時間分解能・空間分解能・波長分解能
(4)データ取得と処理,カラー合成
(5)幾何補正,画像の再配列
(6)放射輝度,放射照度,大気上端反射率,大気補正
(7)スペクトル・時空間情報の強調と特徴抽出
(8)画像処理,分類,土地利用土地被覆,判定効率表
(9)UAVリモートセンシング
(10)空間情報技術と情報セキュリティ
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
リモートセンシング概論 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
電磁波の性質,分光特性 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
プラットフォームとセンサ,人工衛星の軌道,時間分解能・空間分解能・波長分解能 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
データの取得と処理 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
幾何補正,画像の再配列 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
放射輝度,放射照度,大気上端反射率,大気補正 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
スペクトル・時空間情報の画像強調と特徴抽出 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
画像処理,分類 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
土地利用土地被覆図,判定効率表 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
UAVリモートセンシング | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
空間情報技術と情報セキュリティ | 十分に理解し,他者に適切に説明できる. | 理解している. | 理解していない. |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(R5までのDP) 旧DP_4 各環境・土木分野の知識・技術・応用力の修得・活用
JABEE B-2 専門分野の知識と能力
教育方法等
概要:
本授業は,リモートセンシングの原理,衛星観測データの解析,可視化の手法および情報セキュリティについて学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義と演習を通じて,リモートセンシングの原理,衛星観測データの解析,可視化の手法および情報セキュリティについて学ぶ.
参考図書:
日本リモートセンシング学会 (編) 『基礎からわかるリモートセンシング』理工図書株式会社,2011年,3,675円+税
成績評価の方法:
中間試験(40%),定期試験(40%),課題(10%),小テスト(10%)の結果を合計(100%)して評価する.
注意点:
授業では,Windows PCで地理情報システムソフトウェア「QGIS」と統計解析システム「R」および「RStudio」を使用するので,PCの基本的な操作に慣れておくこと.
本科目は学修単位科目である.そのため,受講者は90分の授業に対して,180分以上の自学自習を行う必要がある.自学自習のための課題を毎回の授業で出題するので,確実に取り組むこと.
※本科目は,数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度に該当する科目である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,リモートセンシング概論 |
ガイダンス,リモートセンシング概論(歴史,種類,応用)
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2週 |
電磁波の性質,分光特性 |
電磁波の分類,分光特性,地表面温度の測定,合成開口レーダの基礎
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3週 |
プラットフォームとセンサ,人工衛星の軌道,時間分解能・空間分解能・波長分解能 |
プラットフォームとセンサ,人工衛星の軌道,時間分解能・空間分解能・波長分解能
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4週 |
データの取得と処理 |
処理レベル,衛星観測データの入手,カラー合成
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5週 |
幾何補正,画像の再配列 |
幾何補正,画像の再配列
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6週 |
放射輝度,放射照度,大気上端反射率,大気補正 |
放射輝度,放射照度,大気上端反射率,大気補正
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7週 |
スペクトル情報の強調と特徴抽出 |
色空間,バンド間演算,正規化差分指標
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8週 |
中間試験 |
中間試験までの内容について理解する
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2ndQ |
9週 |
時空間情報の画像強調と特徴抽出 |
エッジ抽出,時系列処理
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10週 |
画像処理,分類(1) |
閾値判別法,教師なし分類
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11週 |
画像処理,分類(2) |
教師付き分類,機械学習
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12週 |
土地利用土地被覆図,判定効率表 |
土地利用土地被覆図の作成と評価
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13週 |
UAVリモートセンシング |
UAVリモートセンシング概論,SfM
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14週 |
空間情報技術と情報セキュリティ |
情報セキュリティの基礎,事例
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15週 |
定期試験 |
定期試験までの内容について理解する
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16週 |
総復習 |
総復習
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 測量 | 最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。 | 4 | |
評価割合
| 中間試験 | 定期試験 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 10 | 10 | 100 |
リモートセンシングの知識と技能 | 40 | 40 | 10 | 10 | 100 |