情報処理演習

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2016
授業科目 情報処理演習
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 首藤健一ほか『Cで計算!-基礎から始めるプログラミング』培風館,2300円(税別)
担当教員 松井 和己

到達目標

コンピュータを用いた数値シミュレーションの役割を理解し,基本的なアルゴリズムを理解しつつ,それらを実現するためのプログラムをC言語で作成できる.
さらに目的に応じたアルゴリズムを構築し,それに基づいたプログラムを作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コンピュータシミュレーションコンピュータを用いた数値シミュレーションの役割とC言語の基本的なきまりをよく理解できる.コンピュータを用いた数値シミュレーションの役割とC言語の基本的なきまりを理解できる.コンピュータを用いた数値シミュレーションの役割やC言語の基本的なきまりを理解できない.
基本的なアルゴリズムとプログラミング基本的なアルゴリズムを理解し,それらを実現するためのプログラムをC言語で作成できる.基本的なアルゴリズムと,それらを実現するためのプログラムを理解でき,資料を見ながら作成できる.基本的なアルゴリズムや,それらを実現するためのプログラムを理解できない.
物理シミュレーション目的に応じたアルゴリズムを構築し,それに基づいたプログラムを作成できる.目的に応じたアルゴリズムと,それに基づいたプログラムを理解でき,資料を見ながら作成できる.目的に応じたアルゴリズムと,それに基づいたプログラムを理解できない.
他自由度問題配列の概念を理解し,それに基づいた効率の良いプログラムを作成できる.配列の概念を利用したプログラムを資料を見ながら作成できる.配列の概念を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

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準学士課程 2(1) 説明 閉じる
準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
C言語を用いて,各自がプログラミングを行う実習を多く実施しながら,項目ごとに設定するレポート課題を提出する.
授業の進め方・方法:
各項目に対して,実習を多く実施しながら講義を行うともに,項目ごとに設定するレポート課題を進める.
補助教科書として次の書籍を挙げておくので,数学的な演算にも慣れておくこと.
・平岡和幸・堀玄著『プログラミングのための線形代数』オーム社、2008年
注意点:
プログラミングを行うので,コンピュータの基本的な操作方法を習得していること.
項目ごとに設定するレポート課題をすべて提出することが必要である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 コンピュータとC言語 工学分野における数値シミュレーションの役割と,コンピュータ言語におけるC言語の位置づけを学ぶ
2週 C言語の基本的なきまり C言語でプログラムを作成する上で,最低限知っておくべき基本的なきまりを学ぶ
3週 入出力の基礎 キーボードとディスプレイとの入出力処理,ファイル・オープンやファイル入出力などのファイル処理を行うための 基礎を学ぶ
4週 プログラムの制御 反復処理や条件処理などのプログラム制御文について学び,簡単なプログラムを作成する
5週 アルゴリズムの構築とプログラミング アルゴリズムの作成・構築方法について学び,実際にそれを実現するためのプログラムを作成する
6週 アルゴリズムの構築とプログラミング アルゴリズムの作成・構築方法について学び,実際にそれを実現するためのプログラムを作成する
7週 アルゴリズムの構築とプログラミング アルゴリズムの作成・構築方法について学び,実際にそれを実現するためのプログラムを作成する
8週 後期中間試験 後期中間試験までの学習内容
4thQ
9週 物理シミュレーションの作成 微分方程式で記述された物理現象に対する近似解法である数値シミュレーションの考え方を学び,実際にそれを実現
するためのアルゴリズムとプログラムを作成する
10週 物理シミュレーションの作成 微分方程式で記述された物理現象に対する近似解法である数値シミュレーションの考え方を学び,実際にそれを実現
するためのアルゴリズムとプログラムを作成する
11週 物理シミュレーションの作成 微分方程式で記述された物理現象に対する近似解法である数値シミュレーションの考え方を学び,実際にそれを実現
するためのアルゴリズムとプログラムを作成する
12週 物理シミュレーションの作成 微分方程式で記述された物理現象に対する近似解法である数値シミュレーションの考え方を学び,実際にそれを実現
するためのアルゴリズムとプログラムを作成する
13週 多自由度問題への拡張 配列の概念と,C言語における配列の宣言や操作方法を学び,データ処理を効率よく行うプログラムを作成する
14週 多自由度問題への拡張 配列の概念と,C言語における配列の宣言や操作方法を学び,データ処理を効率よく行うプログラムを作成する
15週 後期定期試験 これまでの内容
16週 解説 解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40000600100
基礎的能力2000030050
専門的能力2000030050
分野横断的能力0000000