水環境工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 水環境工学Ⅰ
科目番号 0021 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1.5
教科書/教材
担当教員 上村 繁樹

到達目標

・ 水環境の歴史と現状を理解し水の各種汚濁指標に関する原理的な説明と簡単な化学的計算ができる
・ 富栄養化のメカニズムが説明でき、簡単な水質化学の計算ができる
・ 微生物学及び環境と微生物の関係についての概略を説明できる
・ 比増殖速度,酵素反応速度,消毒理論の基礎的な計算ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1応用問題を解ける基礎的な問題が解ける理解が不十分
評価項目2応用問題を解ける基礎的な問題が解ける理解が不十分
評価項目3応用問題を解ける基礎的な問題が解ける理解が不十分
評価項目4応用問題を解ける基礎的な問題が解ける理解が不十分

学科の到達目標項目との関係

JABEE B-2 説明 閉じる
準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
水環境に関する基礎的な知見と考え方を習得する。
授業の進め方・方法:
講義形式・一部パワーポイントによる講義を行う。
注意点:
水環境学を学ぶうえでは、化学や生物学などの基本事項を理解しておくことが肝要である。不明な点があれば各自しっかり復習し、わからなければ各自質問に訪れること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 水環境工学の概要及び環境関連科目の相互関係の説明など
2週 水の性質と役割1 水の物理・化学的性質と自然環境における役割
3週 水の性質と役割2 水の物理・化学的性質と自然環境における役割
4週 水環境の歴史1 日本の水環境の歴史
5週 水環境の歴史2 日本の水環境の歴史
6週 水の汚濁指標1 水の各種汚濁指標と濃度計算
7週 水の汚濁指標2 水の各種汚濁指標と濃度計算
8週 水の汚濁指標3 水の各種汚濁指標と濃度計算
2ndQ
9週 水の汚濁指標4 水の各種汚濁指標と濃度計算
10週 水の汚濁指標5 水の各種汚濁指標と濃度計算
11週 富栄養化1 富栄養化のメカニズム
12週 富栄養化2 富栄養化のメカニズム
13週 水質化学1 水質化学の計算
14週 水質化学2 水質化学の計算
15週 水質化学3 水質化学の計算
16週 水質化学4 水質化学の計算
後期
3rdQ
1週 環境微生物学の概要1 微生物学の基礎的事項
2週 環境微生物学の概要2 微生物学の基礎的事項
3週 環境微生物学の概要3 微生物学の基礎的事項
4週 環境微生物学の概要1 環境と微生物
5週 環境微生物学の概要2 環境と微生物
6週 環境微生物学の概要3 環境と微生物
7週 微生物の増殖および反応速度論1 比増殖速度の概念や基質の親和性などに関わる計算手法
8週 微生物の増殖および反応速度論2 比増殖速度の概念や基質の親和性などに関わる計算手法
4thQ
9週 微生物の増殖および反応速度論3 比増殖速度の概念や基質の親和性などに関わる計算手法
10週 生物学的廃水処理1 活性汚泥法などの設計計算
11週 生物学的廃水処理2 活性汚泥法などの設計計算
12週 生物学的廃水処理3 活性汚泥法などの設計計算
13週 生物学的廃水処理4 活性汚泥法などの設計計算
14週 健康関連微生物1 人の健康を害する微生物の基礎と消毒や殺菌の理論
15週 健康関連微生物2 人の健康を害する微生物の基礎と消毒や殺菌の理論
16週 健康関連微生物3 人の健康を害する微生物の基礎と消毒や殺菌の理論

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力4000020060
専門的能力1000020030
分野横断的能力100000010