環境管理手法

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 環境管理手法
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必修選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 必要に応じて資料を配布
担当教員 上村 繁樹,大久保 努,湯谷 賢太郎

到達目標

・地球環境の基本現象,大気環境の保全対策,水環境の保全対策が理解できる.
・土壌環境の保全対策,環境中の化学物質,廃棄と循環,自然環境の保全対策が理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
地球環境(大気,水,土壌)の基本現象応用課題を解ける配布資料,学習ノートを見ながら課題を解ける配布資料,学習ノートを見ても課題が解けない
環境化学物質の影響と環境リスク算出応用課題を解ける配布資料,学習ノートを見ながら課題を解ける配布資料,学習ノートを見ても課題が解けない

学科の到達目標項目との関係

JABEE B-2 説明 閉じる
準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
最近のわが国における環境問題とその対策への取り組みの動向と、環境保全技術に求められている要件を踏まえ、その中核となっている大気環境,水環境,廃棄物などの問題に関する対策と技術の基礎的事項について学習する.
授業の進め方・方法:
・中間試験および定期試験を実施し,試験成績(2回の試験の平均点)を90%,レポートを10%として評価する.
注意点:
・授業90分に対して教材等で90分以上の予習,復習を行うこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本科目の概要,達成目標,評価方法等に関する説明
2週 地球環境の基本現象 物質の循環を理解
3週 地球環境の基本現象 エネルギーの循環を理解
4週 大気環境の保全対策 大気圏の汚染と物質循環を理解
5週 大気環境の保全対策 大気汚染物質の除去技術を理解
6週 水環境の保全対策 地球環境と水,水環境の汚染を理解
7週 水環境の保全対策 水環境の汚染,水の利用と保全を理解
8週 後期中間試験 後期中間試験までの学習内容
4thQ
9週 土壌環境の保全対策 土壌と地下構造の基礎知識を理解
10週 土壌環境の保全対策 土壌汚染の実態と対策を理解
11週 環境中の化学物質 化学物質が生物へ及ぼす影響を理解
12週 環境中の化学物質 生活環境中の毒性化学物質を理解
13週 廃棄と循環 廃棄物の処理,循環型社会を理解
14週 環境リスク 環境リスク算出の基礎知識
15週 環境リスク 環境リスク算出の基礎知識
16週 後期定期試験 後期中間試験以降の学習内容

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。3
水の状態変化が説明できる。3
物質の三態とその状態変化を説明できる。3
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。3
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。3
イオン式とイオンの名称を説明できる。3
イオン結合について説明できる。3
イオン結合性物質の性質を説明できる。3
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。3
共有結合について説明できる。3
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。3
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。3
金属の性質を説明できる。3
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。3
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。3
気体の体積と物質量の関係を説明できる。3
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。3
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。3
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。3
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3
酸化還元反応について説明できる。3
イオン化傾向について説明できる。3
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。3
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3
一次電池の種類を説明できる。3
二次電池の種類を説明できる。3
電気分解反応を説明できる。3
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3
ファラデーの法則による計算ができる。3
化学実験化学実験実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。3
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。3
測定と測定値の取り扱いができる。3
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。3
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。3
ガラス器具の取り扱いができる。3
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。3
試薬の調製ができる。3
代表的な気体発生の実験ができる。3
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。3
人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。2
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。2
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合9010100
基礎的能力301040
専門的能力30030
分野横断的能力30030