耐震構造

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 耐震構造
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 大塚久哲『実践耐震工学』共立出版、2004年、3000円+税
担当教員 石井 建樹

到達目標

地震の発生原因や気泡事項を理解し,振動原理から構造物の振動特性を理解する.また,耐震設計法の基本的な考え方を身につける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
地震の基本事項地震の基本事項をメカニズムと合わせて理解できる.地震の基本事項を理解できる.地震の基本事項を理解できない.
振動の理論振動解析の理論を理解し,1自由度系の振動問題を解くことができる.1自由度系の振動問題を理解できる.1自由度系の振動問題を理解できない.
耐震設計法振動問題で学んだ知見を理解して,現在の設計法について考え方から深く理解できる.耐震設計法を理解できる.耐震設計法を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE B-1 説明 閉じる
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準学士課程 2(1) 説明 閉じる
準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地震に関する基本事項を学ぶとともに,耐震工学の基本となる1自由度系の振動問題を振動方程式とその解を導いて,特徴を理解する.また,耐震設計法の基本的な考え方を学び,振動解析と設計法との相違点・共通点を学ぶ.今年度は,多くの事例を通じて,耐震工学における課題を考えさせることに注力して進める.
授業の進め方・方法:
・授業90分に対して45分以上の予習,復習を行うこと.
・教科書をベースとした課題を課すので,復習に役立てること.
・補助教科書として次の書籍を挙げておくので,適宜,理解の助けとすること.
  平井一男・水田洋司『耐震工学入門』森北出版
注意点:
物理や数学を復習し,基本的な数式操作に慣れておくこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・地震に関する基本事項 地震の原因、地震の強さ、地震活動、地震波について学ぶ
2週 地震に関する基本事項と事例紹介 事例紹介を通じて,地震に関する基礎事項の理解を深める
3週 地震に関する基本事項と事例紹介 事例紹介を通じて,地震に関する基礎事項の理解を深める
4週 地震被害 各種構造物の地震被害について学ぶ
5週 振動の理論 振動の起こる要因と振動要素
6週 振動の理論 1自由度系の非減衰自由振動
7週 振動の理論 1自由度系の減衰自由振動
8週 中間試験 中間試験までの内容
4thQ
9週 振動の理論 1自由度系の減衰自由振動
10週 振動の理論 1自由度系の減衰自由振動
11週 振動の理論 強制振動と共振
12週 振動の理論 強制振動と共振
13週 耐震設計法 耐震設計法の基本的な考え方を学ぶ
14週 耐震設計法 耐震設計法の基本的な考え方を学ぶ
15週 定期試験 これまでの内容
16週 解説 解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合85000150100
基礎的能力400005045
専門的能力4500010055
分野横断的能力0000000