材料実験

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 材料実験
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 新版 土木実習 (実教出版),配布資料
担当教員 青木 優介

到達目標

・骨材の基本的な試験について理解し,自身で実験できる。
・コンクリートの配合設計を理解し,実施できる。
・コンクリートのスランプ,空気量試験について理解し,自身で実験できる。
・コンクリートの強度試験について理解し,自身で実験できる。
・座学で学んだ鋼材とコンクリートに関する内容の理解を深め,人に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
骨材の基本的な試験資料を見ながら実施できる。実験の内容を理解している。実験の内容を理解できていない。
コンクリートの配合設計資料を見ながら実施できる。内容を理解している。内容を理解できていない。
フレッシュコンクリートの試験資料を見ながら実施できる。実験の内容を理解している。実験の内容を理解できていない。
コンクリートの強度試験資料を見ながら実施できる。実験の内容を理解している。実験の内容を理解できていない。
他者への説明一般の人にも説明できる。ある程度知識のある人に説明できる。人に説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建設材料学で学んだ「鋼材」と「コンクリート」について,実験を通して理解を深める。
チームでの協働を経験し,一つの仕事をなし得るために必要な個人としての姿勢を学ぶ。
授業の進め方・方法:
状況によって,対面授業もしくは遠隔授業を行う。
学生各自には実験のてびき(プリント)が配布される。これに書き込んでいく形で授業が進められる。
質問がある場合には,随時受け付ける。
注意点:
電卓を毎時間必ず準備しておくこと。
体調を整えて臨むこと(集中力の切れた状態で臨むと,思わぬケガをすることがある)。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 前半ガイダンス
コンクリート構造物の施工,スランプ,空気量,圧縮強度,劣化抵抗性の復習
本科目の方針や評価方法を学ぶ。
配合設計に必要な事前知識を復習する(MCC)
2週 コンクリートの配合設計(1) コンクリートの配合設計を学ぶ。(MCC)
3週 コンクリートの配合設計(2) コンクリートの配合設計を学ぶ。(MCC)
4週 骨材のふるい分け試験 骨材のふるい分け試験を実施し,理解する。(MCC)
5週 骨材の密度・吸水率試験 骨材の密度・吸水率試験を実施し,理解する。(MCC)
6週 セメントの密度と粒度について
当初の配合の修正
セメントの密度と粒度について学ぶ。(MCC)
当初の配合を修正する。
7週 細骨材の表面水率試験
現場配合への補正
細骨材の表面水率試験を実施し,理解する。(MCC)
現場配合への補正方法を学ぶ。
8週 中間試験 これまでの内容についての理解度を確認する。
4thQ
9週 中間試験の返却・解答
後半ガイダンス,練混ぜ量,必要骨材量の概算
中間試験の返却・解答を行う。
後半の実験について学ぶ。コンクリートの練混ぜ量,必要骨材量を概算する。
10週 型枠組み,鉄筋組み
骨材の準備
RC梁供試体用の型枠と鉄筋を組み立てる。
練混ぜに必要な骨材を準備する。
11週 コンクリートの練混ぜ,型枠への打込み,スランプ,空気量試験 コンクリートの練混ぜ,型枠への打込み,スランプ試験,空気量試験を理解する。(MCC)
12週 型枠の取外し,清掃
圧縮強度試験,割裂引張強度試験,応力-ひずみ関係試験の予習
型枠を取り外して,清掃する。
圧縮強度,割裂引張強度,応力-ひずみ関係試験の予習を行う。(MCC)
13週 材齢28日圧縮強度,割裂引張強度,応力-ひずみ関係試験 圧縮強度,割裂引張強度,応力-ひずみ関係試験を理解する。(MCC)
14週 鉄筋の引張試験
鉄筋の引張試験を理解する。(MCC)
15週 定期試験の解答
授業のまとめ
定期試験の解答
授業のまとめ
16週 予備日 予備日

評価割合

試験実技相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000