心理学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 心理学
科目番号 0036 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書なし/タオル・鉛筆など
担当教員 小谷 俊博,太田 潤一

到達目標

一般に「心理学」は人間行動の科学的分析をする学問。つまりは人がどのような行動特性を持っているか、科学的に理解しようとするものと考えられています。それらは少なからず本を読めば理解できます。またそのために多くの心理学者が残した有名著作が有ります。そこでこの授業では、これまでに研究されて来た、心理学の一部を使って「自分自身についての理解を深めてみたい」と考えています。つまり「自己理解のための心理学」です。「人間行動」を知ろうとすれば、まず「自分自身」を知るところが出発点と考えています。毎回授業では簡単な実習を取り入れながら、自分の体験を通して人間行動を考えてみようと思っています。自分自身がどんな人間なのか興味を持って、積極的に自分自身を知りたいと望んでいることが、基本的に必要です。授業内容は一般の人がイメージする心理学とは、かなりかけ離れたものになります。自分自身がどんな人間かを知ることは、辛く苦しいことも少なくありません。覚悟を決めて積極的に、この授業をチャンスととらえられるような学生だけが、得がたい自分自身を知ることになると思います。実習スタイルで授業を進めるので遅刻者がいると大変困ります。遅刻や欠席はしない覚悟が必要です。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
導入部分(法学概論)積極的な授業参加をしている授業内容(テーマ)について懸命に考えている 授業に参加しようとしている そこそこに参加している出席だけで何もしない なんとなく参加している
憲法積極的に自己開示している時折なんとか自己開示している自己開示していない 自己開示の必要性をあまり感じていない 自己開示に対して拒否的
民法(財産法)フィードバックを受け入れている フィードバックを受け入れようとしているフィードバックについて考えている フィードバックを受け止めようとしているせっかくのフィードバックに対して拒絶的

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 一般に「心理学」は人間行動の科学的分析をする学問。つまりは人がどのような行動特性を持っているか、科学的に理解しようとするものと考えられています。しかしながらそのようことは、少なからず本を読めば理解できます。またそのために多くの心理学者が残した著作が有ります。
 そこでこの授業では、これまでに研究されて来た、心理学の一部を使って「自分自身についての理解を深めてみたい」と考えています。つまり「自己理解のための心理学」です。「人間の行動」を知ろうとすれば、まず「自分自身」を知るところが出発点と、ひっくり返して考えている訳です。
授業の進め方・方法:
毎回授業では簡単な実習を取り入れながら、自分の体験を通して人間行動を考えてみようと思っています。人間行動を知るには、まず原点である自分自身を知ることです。自分自身を知るための、第一歩になればと考えています。
注意点:
 自分自身がどんな人間なのか興味を持って、積極的に自分自身を知りたいと望んでいることが、基本的に必要です。
 講師は病院に勤める心理臨床家です。従って授業内容も一般の人がイメージする心理学とは、かなりかけ離れたものになります。自分自身がどんな人間かを知ることは、辛く苦しいことも少なくありません。覚悟を決めて積極的に、この時間をチャンスと考えられるような、学生だけに参加していただきたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方
心の4つの窓
自己開示の必要性、フィードバックを受け入れることの重要性を知る
2週 自分史 これまでどのような人間関係の中で生きて来たかを再考する
3週 描画法(HTP) 描画から何がわかるか。自分がどんな絵を描いたのか考える
4週 投影法(projection)
交流分析(TEGⅡ)
日常にあふれた適応機制の理解と解釈
両親から受け継いだものとは
5週 質問紙法(Y-G性格検査) 客観的な統計上の自分を数値的に考えてみる
6週 ブラインドウォーク
(感覚遮断実験)
視覚情報と言語情報。不安と恐怖を体験を通して知る
7週 価値の序列
(あなたの一番大切なものは)
人は何によって生きているのか、人それぞれの価値観について知る
8週 対人距離とアイコンタクト
(ピンポンパンフォース
   並びのレッスン)
ノンバーバル・コミュニケーションの役割と理解
2ndQ
9週 相手の心に届くように話すには
(呼びかけの実習)
日常生活の中で相手に伝わるように話しているのかを体験的に知る
10週 話し合いの役割
(夏休み旅行計画)
集団の中での自分の役割を考えてみる
11週 多角的フィードバック①
(Intensive-Feedback)
今ここにいる自分の体験を通して、自分はどのように取り組み対処して行くのかを知る
12週 多角的フィードバック②
(Intensive-Feedback)
今ここにいる自分の体験を通して、自分はどのように取り組み対処して行くのかを知る
13週 間接的なフィードバック
(印象ファイル)
周囲の人に自分はどう見えているのかを間接的表現によって教えてもらう
14週 肯定メッセージ
(positive-shower)
周囲の人に自分はどう見えているのかを褒めることで教えてもらう
15週 期末試験 自分をどのように理解しどのように表現するのか
16週 試験の返却とまとめ 全体のまとめと試験と成績について

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。3
水の状態変化が説明できる。3
物質の三態とその状態変化を説明できる。3
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。3
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。3
イオン式とイオンの名称を説明できる。3
イオン結合について説明できる。3
イオン結合性物質の性質を説明できる。3
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。3
共有結合について説明できる。3
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。3
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。3
金属の性質を説明できる。3
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。3
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。3
気体の体積と物質量の関係を説明できる。3
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。3
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。3
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。3
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3
酸化還元反応について説明できる。3
イオン化傾向について説明できる。3
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。3
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3
一次電池の種類を説明できる。3
二次電池の種類を説明できる。3
電気分解反応を説明できる。3
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3
ファラデーの法則による計算ができる。3
化学実験化学実験実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。3
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。3
測定と測定値の取り扱いができる。3
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。3
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。3
ガラス器具の取り扱いができる。3
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。3
試薬の調製ができる。3
代表的な気体発生の実験ができる。3
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。3
人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。2
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。2
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合800010100100
基礎的能力80010100100