到達目標
◇VBAを用いて基礎的なプログラムを記述することができる。
◇分岐,繰り返し,配列等が用いられたプログラムを理解し,与えられた問題に対してプログラムを作成することができる。
◇基礎的な数値計算について理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
基本的なプログラムの記述 | プログラムが実行でき,正しい答えを出力できる | 不備はあってもプログラムとしての体裁を成す | プログラムの記述ができない |
問題に対するプログラムの作成 | プログラムが実行でき,正しい答えを出力できる | 不備はあってもプログラムとしての体裁を成す | 問題を解くことができない |
数値計算に関する理解 | 数値計算について説明できる | 数値計算について知っているが説明はできない | 数値計算について知らない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本授業では,Visual Basic for Applicationsを用いて,プログラム初学者を想定し,プログラミングの基礎について学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は,説明から実際にプログラムの作成をすることを繰り返しながら進める。欠席した場合には自習が必須となるので注意すること。
評価方法について:
前期中間試験,前期定期試験を実施し,その平均を70%,講義時間内に行う小テストを30%とし,それに出席状況および受講態度を加味して総合的に評価することを基本とするが,中間試験(50%)+定期試験(50%),定期試験(70%)+小テスト(30%),定期試験(100%)の中で最高評価となる点数を考慮して成績を算出する。
参考図書:
立山秀利著『入門者のExcel VBA―初めての人にベストな学び方(ブルーバックス)』講談社,2012年(教員室に所蔵)
立山秀利著『実例で学ぶExcel VBA (ブルーバックス)』講談社,2013年(教員室に所蔵)
注意点:
プログラムを作成することは,論理的思考力や創造力の向上に役立つと考えられており,将来プログラムを作成する人以外にとっても大切な知識です。しっかりと知識を身に着けることが大切ですが,その習熟速度は学ぶ人により大きく異なります。講義時間内に理解できなかった場合は,次回の講義までに十分復習することが大切です。
VBAはMS-Officeに組み込まれており,簡単に触れることができるプログラミング言語です。比較的易しく,プログラミング初学者が学ぶのに適当だと考えられます。今後,「C」や「Fortran」など本格的な言語に触れる前に,この講義でしっかりとプログラミングの基礎を身に着けることが望まれます。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,プログラムとは |
コンピュータを構成するハードウェア・ソフトウェアについて説明できる
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2週 |
プログラミングの基礎 |
VBEの操作,プログラムの作成・実行・終了・保存・削除,マクロとセキュリティ,変数について理解する
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3週 |
簡単な計算とプログラムの流れ |
四則計算,流れ図,組み込み関数について理解する
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4週 |
分岐処理 |
条件分岐,複数の条件分岐,多選択肢について理解する
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5週 |
分岐処理 |
条件分岐,複数の条件分岐,多選択肢について理解する
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6週 |
繰り返し処理 |
回数指定,級数の和,入れ子構造,条件と繰り返しについて理解する
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7週 |
繰り返し処理 |
回数指定,級数の和,入れ子構造,条件と繰り返しについて理解する
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8週 |
中間試験 |
中間試験までの内容について理解する
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2ndQ |
9週 |
答案返却と解説 |
中間試験までの内容に関する理解を深める
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10週 |
配列 |
1次元配列,2次元配列,最大値最小値,配列の指定について理解する
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11週 |
配列 |
1次元配列,2次元配列,最大値最小値,配列の指定について理解する
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12週 |
プロシージャ |
サブプロシージャ,ファンクションプロシージャについいて理解する
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13週 |
プロシージャ |
サブプロシージャ,ファンクションプロシージャについいて理解する
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14週 |
数値計算の基礎 |
代数方程式の解法,数値積分,連立方程式の解法について理解する
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15週 |
数値計算の基礎 |
代数方程式の解法,数値積分,連立方程式の解法について理解する
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16週 |
定期試験 |
定期試験までの内容について理解する
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評価割合
| 中間試験 | 定期試験 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 35 | 30 | 100 |
プログラムの記述 | 35 | 35 | 30 | 100 |
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