歴史A

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 歴史A
科目番号 0040 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 詳説世界史 改訂版(検定教科書 世B 310)
担当教員 武長 玄次郎

到達目標

激動する世界情勢の中で、価値観が揺らぎ確実に道を示してくれる基準や思想なども存在を疑われて久しい。その中で、世界の歴史を学ぶのは大変重要である。過去の人々もまた、生きてきた環境の大きな変化、信じてきた価値観の変容および消滅などを経験してきたのである。そうした人々の営為を知る意味は大きい。また、現在の科学技術の変化は大変急速で、昔のことを学ぶなど何の価値もないと思う向きもあるがこれは大きな間違いである。科学技術は過去からの積み重ねが非常に大きく、携わった人の社会・思想がその成果の密接に結びついていることが多い。歴史を学ぶことで、科学技術の新しいヒントを得ることも可能である。こうしたことを考えつつ、授業にのぞんでもらいたい。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1世界の歴史について十分な知識と理解を持ち、積極的に意見を述べることができる世界の歴史について一定の理解があり意見がある世界の歴史について十分理解しておらず、意見もない
評価項目2過去の世界で起きた出来事を多面的に理解し、説明することができる過去の世界で起きた出来事について一定の理解がある過去の歴史の出来事に対する理解や知識がない
評価項目3世界の歴史を学ぶことで得られた教訓やヒントを将来の日本や自分の問題とあわせ考えることができる世界の歴史を学ぶことから得られた教訓やヒントをある程度理解できる世界の歴史を学ぶことから教訓やヒントを得ることができない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 1(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
歴史上の大きな事件、重要な人物の動向をおさえつつ、科学技術史の発展について注目すべき事象を適宜紹介していく。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式ですすめる
注意点:
教科書中の該当個所に授業前十分目を通しておくこと

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
ヨーロッパ

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 1年間の授業について
2週 ヨーロッパのルネッサンス ルネッサンスの意義について理解できる(MCC)
3週 イギリスの発展 イギリスの発展の支流を理解できる(MCC)
4週 アジアの諸王朝(1) 中国の諸国家の発展について理解できる(MCC)
5週 アジアの諸王朝(2) アジアの諸文明とその変遷について理解できる(MCC)
6週 ヨーロッパの拡大 ヨーロッパ人と他の文明の交流から生まれた成果と損害を理解できる(MCC)
7週 ヨーロッパと周辺 ヨーロッパ周辺地域の発展と後世への影響について理解できる(MCC)
8週 中間試験 ここまでの理解を確認する
2ndQ
9週 近代以前の世界と日本 近代以前の世界と日本の交流について理解できる(MCC)
10週 産業革命 産業革命の技術的・社会的背景を理解できる(MCC)
11週 フランス革命 フランス革命のもたらした成果と悲惨さを理解できる(MCC)
12週 アメリカの独立と発展 アメリカ独立がもたした影響について理解できる(MCC)
13週 植民地化への抵抗 植民地化された文明と社会について理解できる(MCC)
14週 日本と欧米 明治以後の日本がいかに欧米に学ぼうとしたかを理解できる(MCC)
15週 定期試験 前期の理解度を判定する
16週 授業のまとめ 歴史的観点についての大切さを認識できる

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000