到達目標
・土の生成、基本的な性質について理解することができる。
・地盤材料の工学的分類、土中の水の流れについて理解することができる。
・地中応力の計算方法、土の圧密の基礎について理解することができる。
・圧密試験や圧密沈下量計算、土の締固めについて理解することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 土の工学的性質に関する基礎知識を幅広く理解できる。 | 土の工学的性質に関する基礎知識を理解できる。 | 土の工学的性質に関する基礎知識を理解できない。 |
| 評価項目2 | 土質力学の理論の応用を理解できる。 | 土質力学の理論の基礎を理解できる。 | 土質力学の理論の基礎を理解できない。 |
| 評価項目3 | 地盤の応力と変形の計算方法の応用を習得できる。 | 地盤の応力と変形の計算方法の基礎を習得できる。 | 地盤の応力と変形の計算方法の基礎を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地盤を構成する材料の一つとして土が挙げられる。土は古代から人々の生活基盤に深く関わっており、現代においても、水と空気と共に我々の生活基盤の上でなくてはならない存在である。もともと土は特異な性質を持ち、その性質を理解することによって、土を材料として取り扱ったり、支持地盤に土を用いたりすることができる。しかし、土は特異な性質を持つと同時に、土を地盤とした時の特有な現象も見られることから、土を掘ったときの安定性、土中に透水する地下水の状態を把握することも重要である。本科目は、前述のことを実務と関連させながら、土質力学の理論や土質試験法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は教室で教科書、補助教科書に沿って行う講義形式で、授業時間内外で適時、演習問題を課す。授業内容・方法は土の生成、土質力学の基礎、土の基本的性質、土中水の流れ、地盤内の応力、土の圧縮性と圧密、土の締固め内容を講義を通して理解を深める。
注意点:
土質力学は数学や物理学、化学などの知識を用いる学問ではあるが、時折起こる地盤災害の記事やニュースにも目を向けて興味を抱くこと。また、「土と基礎」、「土木学会誌」などの学会誌や雑誌、地盤に関する本にも親しむこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
土質力学の基礎 |
土質力学の学問的な位置付けと本学科で開講されている関連科目の概要を理解できる。
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| 2週 |
土質力学の基礎 |
土の生成について理解できる。
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| 3週 |
土質力学の基礎 |
地盤の調査・試験について理解できる。
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| 4週 |
土の基本的性質 |
土の組成と構造について理解できる。
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| 5週 |
土の基本的性質 |
土の物理量について理解できる。
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| 6週 |
土の基本的性質 |
土の物理量について理解できる。
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| 7週 |
土の基本的性質 |
土の物理量について理解できる。
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| 8週 |
前期中間試験 |
前期中間試験までの学習内容を理解できる。
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| 2ndQ |
| 9週 |
前期中間試験の解説
土の基本的性質 |
前期中間試験答案を返却し、解説を受けて確認できる。土の粒度について理解できる。
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| 10週 |
土の基本的性質 |
土の粒度，土のコンシステンシーについて理解できる。
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| 11週 |
土の基本的性質 |
土のコンシステンシー、地盤材料の工学的分類について理解できる。
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| 12週 |
土中水の流れ |
土中水の流れとダルシー法則について理解できる。
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| 13週 |
土中水の流れ |
土中水の流れとダルシー法則について理解できる。
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| 14週 |
土中水の流れ |
透水係数の大きさと測定方法について理解できる。
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| 15週 |
前期定期試験 |
前期定期試験までの学習内容を理解できる。
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| 16週 |
前期定期試験の解説 |
前期定期試験答案を返却し、解説を受けて確認できる。
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| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
土中水の流れ |
透水係数の大きさと測定方法について理解できる。
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| 2週 |
土中水の流れ |
浸透流量を理解できる。
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| 3週 |
土中水の流れ |
浸透流量を理解できる。
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| 4週 |
地盤内の応力 |
地盤の応力の概念を理解できる。
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| 5週 |
地盤内の応力 |
全応力と有効応力、自重による地盤内応力について理解できる。
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| 6週 |
地盤内の応力 |
載荷重による地盤内応力を理解できる。
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| 7週 |
地盤内の応力 |
載荷重による地盤内応力を理解できる。
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| 8週 |
後期中間試験 |
後期中間試験までの学習内容を理解できる。
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| 4thQ |
| 9週 |
後期中間試験の解説
地盤内の応力 |
後期中間試験答案を返却し、解説を受けて確認できる。載荷重による地盤内応力を理解できる。
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| 10週 |
地盤内の応力 |
浸透流による地盤内応力と地盤内有効応力について理解できる。
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| 11週 |
土の圧縮性と圧密 |
土の圧縮性について理解できる。
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| 12週 |
土の圧縮性と圧密 |
飽和粘土の圧密について理解できる。
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| 13週 |
土の圧縮性と圧密 |
圧密試験について理解できる。
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| 14週 |
土の圧縮性と圧密 |
圧密沈下量と圧密沈下の経時変化の予測、圧密促進工法について理解できる。
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| 15週 |
後期定期試験 |
後期定期試験までの学習内容を理解できる。
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| 16週 |
後期定期試験の解説 |
後期定期試験答案を返却し、解説を受けて確認できる。
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評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
| 総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
| 基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
| 専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |