構造力学Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 構造力学Ⅰ
科目番号 0048 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 﨑本達郎著『構造力学[第2版]上 静定編』森北出版(1年次に用いた教科書と同じ)
担当教員 湯谷 賢太郎

到達目標

◇各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力,曲げモーメント),断面力図(せん断力図,曲げモーメント図)について,説明できる.
◇トラスの種類,安定性,トラスの部材力の意味を説明でき,節点法や断面法を用いて,トラスの部材力を計算できる.
◇構造材料の力学的性質について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
部材の内部にはたらく力応用的な問題に対して,N図,Q図,M図を描くことができる基本的な問題に対して,N図,Q図,M図を描くことができるN図,Q図,M図を描くことができない
トラスにはたらく力応用的な問題に対して,トラスの軸力を求めることができる基本的な問題に対して,トラスの軸力を求めることができるトラスの軸力を求めることができない
構造材料の力学的性質構造材料の力学的性質について説明できる構造材料の力学的性質について理解している構造材料の力学的性質について理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義は,1年次後期の「力学基礎」に引き続き,構造力学について学ぶものである.
授業の進め方・方法:
授業では小テストを多く行う.第1週の確認試験を10%,小テストを50%,中間試験と定期試験を40%として評価する.授業を欠席した場合は後日小テストを行うので,登校後ただちに申し出る必要がある.
注意点:
本講義で躓くと,後期の「構造力学Ⅱ」が理解できないだけでなく,上級生で学ぶ多くの力学関連の専門科目に影響が出る.分からない内容は適宜復習するだけでなく,積極的に質問等を行い,積極的に学習することを期待する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 確認試験 「力学基礎」の内容について理解度を確認する
2週 軸力図とせんだん力図 N図,Q図,M図について理解する
3週 曲げモーメント図 N図,Q図,M図について理解する
4週 複数の集中荷重を受ける場合 N図,Q図,M図について理解する
5週 等分布荷重を受ける場合 N図,Q図,M図について理解する
6週 モーメント荷重を受ける場合 N図,Q図,M図について理解する
7週 多種類の荷重を受ける場合 N図,Q図,M図について理解する
8週 中間試験 力学基礎の内容を含み,中間試験までの内容について試験を行う
2ndQ
9週 トラスにはたらく力 トラスにはたらく力について理解する.(接点法と断面法)
10週 トラスにはたらく力 トラスにはたらく力について理解する.(接点法と断面法)
11週 トラスにはたらく力 トラスにはたらく力について理解する.(接点法と断面法)
12週 トラスにはたらく力 トラスにはたらく力について理解する.(接点法と断面法)
13週 異方性と等方性/応力とひずみの関係 構造材料の力学特性について理解する
14週 フックの法則/応力ひずみ図 構造材料の力学特性について理解する
15週 定期試験 力学基礎の内容を含み,定期試験までの内容について試験を行う
16週 試験の返却と解説

評価割合

確認試験小テスト試験合計
総合評価割合105040100
基礎的能力1050060
応用的能力004040