測量実習B (3年)

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 測量実習B (3年)
科目番号 0049 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 指定しない(必要な資料を適宜配布する)
担当教員 島﨑 彦人

到達目標

次の項目についての知識と技術を身につける.
1.リモートセンシングの定義と基本原理
2.リモートセンシングの技術体系
3.リモートセンシング画像の基本的な処理技法

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
リモートセンシングの定義と基本原理リモートセンシングの定義と基本原理を理解し,適切に説明できる.リモートセンシングの定義と基本原理を理解している.リモートセンシングの定義と基本原理を理解していない.
リモートセンシングの技術体系リモートセンシングの技術体系を理解し,センサやプラットフォームなどの違いに応じて適切に説明できる.リモートセンシングの技術体系を理解している.リモートセンシングの技術体系を理解していない.
リモートセンシング画像の基本的な処理技法リモートセンシング画像の基本的な処理技法を習得し,環境変化を抽出できる.リモートセンシング画像の基本的な処理技法を習得している.リモートセンシング画像の基本的な処理技法を習得していない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
リモートセンシングに関する基礎知識を身につけるとともに,リモートセンシングデータを目的に応じて収集,分析できるようになることを目指す.
授業の進め方・方法:
授業で学んだ知識を応用して衛星観測画像を解析し,環境変化に関するレポートを作成する.
参考図書:
須崎純一,畑山満則『空間情報学』,コロナ社,2013年.3240円(税込)
村井俊治『改定版 空間情報工学』,日本測量協会,2004年.2400円(税込)
日本リモートセンシング学会『基礎からわかる リモートセンシング』,理工図書,2011年.3780円(税込)
日本リモートセンシング研究会『改訂版 図解リモートセンシング』,日本測量協会,2004年.図書分類記号 512.75
注意点:
授業時間内に小テストを行う.正当な理由もなく授業に遅刻あるいは欠席した場合には減点する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 リモートセンシングの定義と基本原理(1) リモートセンシングの定義と電磁波特性,目視判読と画像強調
2週 リモートセンシングの定義と基本原理(2) リモートセンシングの歴史,プラットフォームの種類,センサの観測方式と観測波長帯に応じたリモートセンシングの分類,指数計算
3週 リモートセンシングの定義と基本原理(3) 衛星リモートセンシングの特長と分解能,電磁放射エネルギーの離散化処理,ビット数とデータ型,データ容量
4週 リモートセンシングの技術体系(1) 放射量の基本的な表現方法,大気上端放射輝度と大気上端反射率の算出
5週 リモートセンシングの技術体系(2) 放射量補正
6週 リモートセンシングの技術体系(3) 幾何補正
7週 リモートセンシングの技術体系(4) 土地利用土地被覆分類,教師なし分類と教師付き分類の技法
8週 理解度試験 リモートセンシングの定義,基本原理および技術体系について理解している
2ndQ
9週 リモートセンシング画像の処理技法(1) 環境変化の抽出(1)
10週 リモートセンシング画像の処理技法(2) 環境変化の抽出(2)
11週 リモートセンシング画像の処理技法(3) 環境変化の抽出(3)
12週 リモートセンシング画像の処理技法(4) 環境変化の抽出(4)
13週 リモートセンシング画像の処理技法(5) 環境変化の抽出(5)
14週 リモートセンシング画像の処理技法(6) 環境変化の抽出(6)
15週 リモートセンシング画像の処理技法(7) 環境変化の抽出(7)
16週 レポート リモートセンシング画像の基本的な処理技法を応用し,環境変化を抽出できる

評価割合

理解度試験レポート小テスト合計
総合評価割合504010100
リモートセンシングの定義と基本原理250530
リモートセンシングの技術体系250530
リモートセンシング画像の基本的な処理技法040040