建設材料学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建設材料学
科目番号 0050 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 土木施工 (実教出版,文部科学省検定教科書 工業366),配布資料
担当教員 青木 優介

到達目標

・材料の基本的性質を他者に説明できる。
・金属材料(鋼材)の種類や性質を他者に説明できる。
・コンクリート用材料の種類や性質を他者に説明できる。
・フレッシュコンクリートおよび硬化コンクリートの性質を他者に説明できる。
・コンクリートの施工の概要を他者に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
材料の基本的性質ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
金属材料(鋼材)の種類と性質ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
コンクリート用材料の種類と性質ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
コンクリートの種類と性質ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
コンクリートの施工の概要ある程度の知識のある人に対して説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
材料の基本的性質にはじまり,二大建設材料といえる「鋼材」と「コンクリート」について基本的な事項を学ぶ。また,コンクリートの施工についても,その概要を学ぶ。
授業の進め方・方法:
状況によって,遠隔授業もしくは対面授業で行われる。
なお,質問がある場合には,随時受け付ける。
注意点:
電卓を毎時間準備すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 本科目の方針や評価方法を学ぶ。
2週 土木構造物とその材料 土木構造物とそれらに使われている材料を学ぶ。
3週 材料の基本的性質 材料の基本的性質について学ぶ。
4週 金属材料(鋼材)の種類と性質① 鋼材の性質について学ぶ。
5週 金属材料(鋼材)の種類と性質② 鋼材の製造と種類について学ぶ。
6週 コンクリート用材料① コンクリート,モルタル,セメントペーストの分類
コンクリート用材料の種類について学ぶ。
7週 コンクリート用材料② セメントの種類と性質について学ぶ。
8週 中間試験 中間試験を行う
2ndQ
9週 中間試験の解答
コンクリート用材料③
中間試験の解答を行う
骨材の分類と生産について学ぶ。
10週 コンクリート材料④ 骨材の性質について学ぶ。
11週 コンクリート用材料⑤ 混和材料の種類と性質について学ぶ。
12週 フレッシュコンクリートの施工と性質 フレッシュコンクリートの施工と性質について学ぶ。
13週 硬化コンクリートの力学的性質 硬化コンクリートの力学的性質を学ぶ。
14週 硬化コンクリートの耐久性 硬化コンクリートの耐久性を学ぶ。
15週 定期試験の解答
授業のまとめを行う
定期試験の解答を行う
授業のまとめを行う
16週 予備日 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。3前3
鋼材の種類、形状を説明できる。3前4,前5
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。3前4,前5
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。3前6,前7
各種セメントの特徴、用途を説明できる。3前6,前7
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。3前6,前9,前10
骨材の種類、特徴について、説明できる。3前6,前9,前10
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。3前6,前11
コンクリートの長所、短所について、説明できる。3前13
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。3前13,前14
配合設計の手順を理解し、計算できる。3前12
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。3前12
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。3前13
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。4前14
施工・法規コンクリート工の目的と施工法について、説明できる。3前12
型枠工・鉄筋工・足場支保工・打設工の流れについて、説明できる。3前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000