化学ⅠA

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 化学ⅠA
科目番号 0052 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『新版 化学』実教出版,『 化学 基礎 』 実教出版  補助教材:『セミナー化学基礎+化学』第一学習社
担当教員 佐久間 美紀

到達目標

高等学校学習指導要領 理科編の「化学」に準じ,「基礎化学ⅠA,ⅠB」との関連を図りながら,更に進んだ化学的な方法で自然の事物・現象に関する問題を取り扱い,化学的に探究する能力と態度を身に付ける。さらに,化学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め,科学的な自然観を育てることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物質の性質について,分子の構造や化学結合の違いを踏まえて説明できる。物質の性質について,代表的な例については説明できる。物質の性質について,代表的な例についての説明ができない。
評価項目2物質の変化について,化学反応やその量的関係の観点から理解できる。物質の変化について,代表的な事例については理解できる。物質の変化について,代表的な事例についての理解ができていない。
評価項目3酸化還元反応の概念を説明でき,反応の様子や量的関係を反応式で示すことができる。酸化還元反応の概念を説明できる。酸化還元反応の概念を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(1) 説明 閉じる
JABEE B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コアカリキュラムの要求範囲を中心として,一般教養的な内容について指定教科書を用いて講義を行い,指定問題集を用いた自己学習も行う。
授業の進め方・方法:
・指定教科書の内容を中心とし,板書およびスライド資料を用いた講義を行う。
・試験は中間試験,定期試験の計2回実施する。
注意点:
・疑問点については積極的に質問し,可能な限り授業中に解決する努力をすること。
・課された課題などの提出物に真剣に取り組み,提出期限を厳守すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
基礎化学履修内容の復習
授業の進め方や授業を受けるにあたっての注意点などを理解する。
原子の構造と化学結合について説明できる。
2週 気体の性質① 気体の性質と気体の状態方程式を理解する。
3週 気体の性質② 混合気体の性質について理解する。
4週 溶液の性質① 溶液について説明でき,溶解度について理解する。また,溶液の性質(沸点上昇,凝固点降下など)について説明できる。
5週 溶液の性質②
酸化還元反応①  
浸透圧と電解質水溶液の性質について理解する。
酸化と還元の概念について説明できる。
6週 酸化還元反応②
 
酸化数の決め方を理解し,様々な原子の酸化数の算出ができる。また,酸化数の増減と酸化・還元の関係について説明できる。
7週 まとめ 問題演習 
8週 前期 中間試験
2ndQ
9週 中間試験の返却と解説
酸化還元反応③
酸化剤・還元剤の概念と,その働き方について説明できる。
10週 酸化還元反応④  酸化剤・還元剤の働きを示す半反応式を求めることができる。
11週 酸化還元反応⑤  酸化剤・還元剤の半反応式を組み合わせ,酸化還元反応の化学反応式をたてることが出来る。
12週 酸化還元反応⑥   酸化剤・還元剤の量的関係を化学反応式で表すことができる。
13週 酸化還元反応⑦ 
酸化還元反応の起こりやすさについて理解し,身の回りの酸化還元反応として電池の原理について説明できる。
14週 まとめ 問題演習
15週 前期 定期試験
16週 定期試験の返却と解説

評価割合

試験課題・レポート等授業ノートその他合計
総合評価割合6025105100
基礎的能力6025105100
専門的能力00000
分野横断的能力00000