コンクリート構造学Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 コンクリート構造学Ⅱ
科目番号 0085 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 コンクリート構造の基礎(改訂第2版) (コンクリート構造Ⅰの教科書と同じもの)
担当教員 青木 優介

到達目標

・せん断力を受ける鉄筋コンクリートはりの破壊耐力を説明できる。
・鉄筋コンクリートはりに生じる曲げひび割れ幅を計算できる。
・鋼材の製作およびプレストレストコンクリート,プレキャストコンクリート製品の製作などについて実践的な技術を学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
せん断力による破壊耐力相手の知識レベルに合わせて説明できるおおむね説明できる説明できない
曲げひび割れ幅の計算正確に計算できるやや理解不足である計算できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では,せん断力を受ける鉄筋コンクリートはりの挙動に関する計算を学ぶ。また,鉄筋コンクリートはり部材に生じる曲げひび割れ幅の計算を学ぶ。
また,企業技術者による出前授業を通じて,鋼材の製作やプレストレストコンクリート,プレキャストコンクリート製品の製作などについて実践的な技術を学ぶ。
授業の進め方・方法:
状況によって,遠隔授業ないしは対面授業で授業を進める。
本科目は学修単位科目であり,自学自習が必要である。
なお,質問がある場合には,随時受け付ける。
注意点:
毎時間,電卓を準備すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の方針を理解する。
2週 鉄筋コンクリートはりのせん断挙動の概要
せん断補強鉄筋の種類,せん断破壊と曲げ破壊の比較
鉄筋コンクリートはりのせん断挙動について理解する。
せん断補強鉄筋の種類,曲げ破壊との違いを理解する。
3週 鉄筋コンクリートはりのせん断破壊耐力の計算(1) せん断破壊に関する例題を学ぶ
4週 鉄筋コンクリートはりのせん断破壊耐力の計算(2) せん断破壊の例題に用いた計算式を誘導する。
5週 鉄筋コンクリートはりのせん断破壊耐力の計算(3) せん断破壊の例題に用いた計算式を誘導する。
6週 プレキャストコンクリート製品検定試験 実社会で用いられているプレキャストコンクリート製品に関する試験を通じて,その理解度を確認する。
7週 鉄筋コンクリートはりのせん断破壊耐力の計算(4) 条件を変えて計算し,なにがどう変われば,せん断耐力が変わるのかを理解する
8週 中間試験 (プレキャストコンクリートを除く)ここまでの学習内容の理解度を確認する
4thQ
9週 中間試験の返却,解答
鋼材についての復習
中間試験の返却,解答を行う
鋼材についての復習を行う
10週 鋼材の製造現場の見学 新日鐵住金君津製鉄所の見学を行う
11週 鉄筋コンクリートはりの曲げひび割れの計算(1) 曲げひび割れに関する例題を学ぶ
12週 鉄筋コンクリートはりの曲げひび割れの計算(2) 条件を変えて計算し,なにがどう変われば,曲げひび割れ幅が変わるのかを理解する
13週 せん断耐力および曲げひび割れ幅に関する総合演習 本科目で学んだ内容の総合演習を行う
14週 プレストレストコンクリートの基礎 プレストレストコンクリートに関する基礎的な知識を学ぶ。
15週 定期試験の返却,解答
授業の総括
定期試験の返却,解答を行う
授業の総括を行う
16週 予備日 予備日

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000