到達目標
次の項目についての知識と技術を身につける.
1.リモートセンシングの定義と基本原理
2.リモートセンシングの技術体系
3.リモートセンシング画像の基本的な処理技法
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
リモートセンシングの定義と基本原理 | リモートセンシングの定義と基本原理を理解し,適切に説明できる. | リモートセンシングの定義と基本原理を理解している. | リモートセンシングの定義と基本原理を理解していない. |
リモートセンシングの技術体系 | リモートセンシングの技術体系を理解し,センサやプラットフォームなどの違いに応じて適切に説明できる. | リモートセンシングの技術体系を理解している. | リモートセンシングの技術体系を理解していない. |
リモートセンシング画像の基本的な処理技法 | リモートセンシング画像の基本的な処理技法を習得し,環境変化を抽出できる. | リモートセンシング画像の基本的な処理技法を習得している. | リモートセンシング画像の基本的な処理技法を習得していない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
リモートセンシングに関する基礎知識を身につけるとともに,リモートセンシングデータを目的に応じて収集,分析できるようになることを目指す.
授業の進め方・方法:
授業で学んだ知識を応用して衛星観測画像を解析し,環境変化に関するレポートを作成する.
参考図書:
須崎純一,畑山満則『空間情報学』,コロナ社,2013年.3240円(税込)
村井俊治『改定版 空間情報工学』,日本測量協会,2004年.2400円(税込)
日本リモートセンシング学会『基礎からわかる リモートセンシング』,理工図書,2011年.3780円(税込)
日本リモートセンシング研究会『改訂版 図解リモートセンシング』,日本測量協会,2004年.図書分類記号 512.75
注意点:
授業時間内に小テストを行う.正当な理由もなく授業に遅刻あるいは欠席した場合には減点する.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
リモートセンシングと画像処理の基礎(1) |
リモートセンシングの定義と電磁波特性,目視判読と画像強調の技法
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2週 |
リモートセンシングと画像処理の基礎(2) |
リモートセンシングの歴史,プラットフォームの種類,センサの観測方式と観測波長帯に応じたリモートセンシングの分類,指数計算の技法
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3週 |
リモートセンシングと画像処理の基礎(3) |
衛星リモートセンシングの特長と分解能,電磁放射エネルギーの離散化処理,ビット数とデータ型,データ容量
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4週 |
リモートセンシングと画像処理の基礎(4) |
放射量の基本的な表現方法,大気上端放射輝度と大気上端反射率の算出,放射温度
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5週 |
補正手法の基礎(1) |
放射量補正の諸技法
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6週 |
補正手法の基礎(2) |
システム補正,精密幾何補正,オルソ幾何補正の技法
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7週 |
量的属性の推定手法(1) |
植生指数の計算,フェノロジー,LAI,純一次生産量の推定方法
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8週 |
中間試験 |
中間試験までの内容について理解する
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4thQ |
9週 |
量的属性の推定手法(2) |
クロロフィル,無機懸濁物質,有色溶存有機物,水温の推定手法
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10週 |
質的属性の推定手法 |
土地利用・土地被覆の分類スキーム,教師無し・教師付き分類手法の概要,精度評価手法
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11週 |
環境変化の解析手法 |
季節変化と経年変化,サンプリング周期,CVA
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12週 |
環境変化の解析演習(1) |
リモートセンシング画像の基本的な処理技法を応用し,環境変化を抽出
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13週 |
環境変化の解析演習(2) |
リモートセンシング画像の基本的な処理技法を応用し,環境変化を抽出
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14週 |
環境変化の解析演習(3) |
リモートセンシング画像の基本的な処理技法を応用し,環境変化を抽出
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15週 |
定期試験 |
定期試験までの内容について理解する
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16週 |
試験結果の講評 |
総復習
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評価割合
| 中間・定期試験 | レポート | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 10 | 10 | 100 |
リモートセンシングの定義と基本原理 | 40 | 0 | 5 | 45 |
リモートセンシングの技術体系 | 40 | 0 | 5 | 45 |
リモートセンシング画像の基本的な処理技法 | 0 | 10 | 0 | 10 |