水資源工学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 水資源工学
科目番号 0091 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 指定しない(必要な資料を適宜配布する)
担当教員 島﨑 彦人,宮下 武士,加納 茂紀,市川 滋己,小栗 幸樹

到達目標

次の項目について理解する.
1.資源としての水の活用
2.ダム施設および水路等施設の建設と管理
3.水資源開発と環境・防災

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
技術的及び社会的問題を含む水資源開発事業の現状十分に理解し,他者に適切に説明できる理解している理解していない
ダム,堰,取水,導水施設などの水資源開発施設の構造物の役割・構造十分に理解し,他者に適切に説明できる理解している理解していない
水資源開発施設の建設・管理の手法や課題への対応十分に理解し,他者に適切に説明できる理解している理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
水資源の現状を理解し,水資源を利用するためのダム・水路等施設の役割や構造(設計・施工・管理)について学ぶとともに,具体的な施設を事例として構造物への理解を深める.
授業の進め方・方法:
パワーポイントや映像資料を用いた講義を行います.
本講義は「水資源」に関する講義となりますが,講義の中では,構造力学や水理学,土質力学等をはじめとする専門科目の用語も使用するので,それらの科目についても理解を深めておくよう心掛けてください.
注意点:
授業時間内に小テストを行う.正当な理由もなく授業に遅刻あるいは欠席した場合には減点する.また,課題を出題するので期限内に提出すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス ガイダンス,資源としての水の活用
2週 ダム施設(1) ダム施設(概論)
3週 ダム施設(2) ダム施設(調査・設計)
4週 ダム施設(3) ダム施設(建設)
5週 ダム施設(4) ダム施設(管理),ダムの効果
6週 水資源開発と環境 河川における水資源開発と環境
7週 中間試験 中間試験までの内容について理解度を確認する
8週 総復習 中間試験までの内容について理解を深める
4thQ
9週 水路施設(1) 水路施設(概論)
10週 水路施設(2) 水路施設(計画・調査・設計)
11週 水路施設(3) 水路施設(建設)
12週 水路施設(4) 水路施設(管理),事業の効果
13週 水問題 これからの水問題,海外の水事情
14週 総復習 定期試験までの内容について理解を深める
15週 総復習 定期試験までの内容について理解を深める
16週 定期試験 定期試験までの内容について理解度を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野水理河川の分類と流域について、説明できる。1
河川の管理と整備について、説明できる。1
水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。1
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。1
河道およびダムによる洪水対策を説明できる。4
都市型水害と内水処理の対策について、説明できる。1
日本の水資源の現況について、説明できる。4
河川堤防・護岸・水制の役割について、説明できる。1
環境ライフサイクルアセスメントを説明できる。1
生態系の保全手法を説明できる。1
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。1
施工・法規品質管理、原価管理、工程管理、安全衛生管理、環境管理の仕組みについて、説明できる。1
建設機械の概要を説明できる。1

評価割合

中間試験定期試験小テスト課題合計
総合評価割合40401010100
資源としての水の活用10104428
ダム施設および水路等施設の建設と管理15153336
水資源開発と環境・防災15153336