到達目標
次の項目について理解する.
1.資源としての水の活用
2.ダム施設および水路等施設の建設と管理
3.水資源開発と環境・防災
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
技術的及び社会的問題を含む水資源開発事業の現状 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる | 理解している | 理解していない |
ダム,堰,取水,導水施設などの水資源開発施設の構造物の役割・構造 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる | 理解している | 理解していない |
水資源開発施設の建設・管理の手法や課題への対応 | 十分に理解し,他者に適切に説明できる | 理解している | 理解していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
水資源の現状を理解し,水資源を利用するためのダム・水路等施設の役割や構造(設計・施工・管理)について学ぶとともに,具体的な施設を事例として構造物への理解を深める.
授業の進め方・方法:
パワーポイントや映像資料を用いた講義を行います.
本講義は「水資源」に関する講義となりますが,講義の中では,構造力学や水理学,土質力学等をはじめとする専門科目の用語も使用するので,それらの科目についても理解を深めておくよう心掛けてください.
注意点:
授業時間内に小テストを行う.正当な理由もなく授業に遅刻あるいは欠席した場合には減点する.また,課題を出題するので期限内に提出すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
ガイダンス,資源としての水の活用
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2週 |
ダム施設(1) |
ダム施設(概論)
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3週 |
ダム施設(2) |
ダム施設(調査・設計)
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4週 |
ダム施設(3) |
ダム施設(建設)
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5週 |
ダム施設(4) |
ダム施設(管理),ダムの効果
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6週 |
水資源開発と環境 |
河川における水資源開発と環境
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7週 |
中間試験 |
中間試験までの内容について理解度を確認する
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8週 |
総復習 |
中間試験までの内容について理解を深める
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4thQ |
9週 |
水路施設(1) |
水路施設(概論)
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10週 |
水路施設(2) |
水路施設(計画・調査・設計)
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11週 |
水路施設(3) |
水路施設(建設)
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12週 |
水路施設(4) |
水路施設(管理),事業の効果
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13週 |
水問題 |
これからの水問題,海外の水事情
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14週 |
総復習 |
定期試験までの内容について理解を深める
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15週 |
総復習 |
定期試験までの内容について理解を深める
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16週 |
定期試験 |
定期試験までの内容について理解度を確認する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 水理 | 河川の管理と整備について、説明できる。 | 1 | |
河川の分類と流域について、説明できる。 | 1 | |
水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。 | 1 | |
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。 | 1 | |
河道およびダムによる洪水対策を説明できる。 | 4 | |
都市型水害と内水処理の対策について、説明できる。 | 1 | |
日本の水資源の現況について、説明できる。 | 4 | |
河川堤防・護岸・水制の役割について、説明できる。 | 1 | |
環境 | ライフサイクルアセスメントを説明できる。 | 1 | |
生態系の保全手法を説明できる。 | 1 | |
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。 | 1 | |
施工・法規 | 品質管理、原価管理、工程管理、安全衛生管理、環境管理の仕組みについて、説明できる。 | 1 | |
建設機械の概要を説明できる。 | 1 | |
評価割合
| 中間試験 | 定期試験 | 小テスト | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 10 | 10 | 100 |
資源としての水の活用 | 10 | 10 | 4 | 4 | 28 |
ダム施設および水路等施設の建設と管理 | 15 | 15 | 3 | 3 | 36 |
水資源開発と環境・防災 | 15 | 15 | 3 | 3 | 36 |