構造力学Ⅲ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 構造力学Ⅲ
科目番号 0115 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 崎元達郎『構造力学[第2版]・下-不静定編』森北出版
担当教員 石井 建樹

到達目標

不静定構造物に対する解法やエネルギー法の基礎を理解すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
不静定構造の解法不静定構造の断面力を求めることができる不静定構造の不静定反力を求めることができる不静定構造の解法が理解できない
エネルギー法の原理エネルギー法の原理を理解し、他の手法との違いを理解できるエネルギー法の原理を理解できるエネルギー法の原理を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまでに学習した構造力学の内容に加え、不静定構造やエネルギー法の基礎を学習する。
(令和3年度からはFormsでの提示資料による予習を中心に据えた授業を展開する)
授業の進め方・方法:
・授業時間に対して倍の時間の予習・復習を行うこと。特に,Formsで提示した資料の予習を行い,授業のポイントを明確に明確にしておくこと.
・Formsや授業中に演習問題を課すので、解答できるようになるまで何度でも復習すること。
・補助教科書として,以下の書籍を挙げておくので,適宜参考にして学習の助けとすること。
 (1)崎元達郎『構造力学[第2版]・上-静定編』森北出版
 (2)鈴木基行『ステップアップで実力がつく構造力学徹底演習-基礎から応用まで』森北出版
注意点:
変形と力をイメージできることが大切である。また、数学的な表現にも慣れておくこと。不明な点は各自でしっかり復習し、わからない場合には随時質問に訪れること。特に曲げモーメントについては、しっかりと身につけておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 たわみとたわみ角 これまでに学習した内容を復習し、身につけておく
2週 たわみとたわみ角 これまでに学習した内容を復習し、身につけておく
3週 たわみとたわみ角 これまでに学習した内容を復習し、身につけておく
4週 たわみとたわみ角 これまでに学習した内容を復習し、身につけておく
5週 不静定構造,不静定反力 不静定構造について学び,不静定反力を計算できる
6週 不静定反力 不静定反力を計算できる
7週 不静定構造の反力・断面力,不静定次数 不静定構造の反力・断面力を計算できる.不静定次数を計算できる.
8週 不静定構造の断面力 不静定構造の断面力を計算できる.
2ndQ
9週 中間試験のガイダンスと復習 遠隔での試験方法に関するガイダンスと復習
10週 中間試験 前期中間試験までの内容
11週 中間試験の解説 中間試験の内容を理解できる
12週 エネルギー法の原理 エネルギー法の原理を理解できる
13週 エネルギー法の原理 エネルギー法の原理を用いて、反力を計算できる
14週 エネルギー法の原理 エネルギー法の原理を用いて、反力を計算できる
15週 前期定期試験 前期定期試験までの内容
16週 前期定期試験の解説 前期の内容を理解できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。4
応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係を理解し、弾性係数、ポアソン比やフックの法則などの概要について説明でき、それらを計算できる。4
断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。4
はりのたわみの微分方程式に関して、その幾何学的境界条件と力学的境界条件を理解し、微分方程式を解いて、たわみやたわみ角を計算できる。4
仮想仕事の原理を用いた静定の解法を説明できる。4
構造物の安定性、静定・不静定の物理的意味と判別式の誘導ができ、不静定次数を計算できる。4
重ね合わせの原理を用いた不静定構造物の構造解析法を説明できる。4
応力法と変位法による不静定構造物の解法を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力600000060
分野横断的能力0000000