到達目標
前期:
◇各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力,曲げモーメント),断面力図(せん断力図,曲げモーメント図)について,説明できる.
◇トラスの種類,安定性,トラスの部材力の意味を説明でき,節点法や断面法を用いて,トラスの部材力を計算できる.
◇構造材料の力学的性質について説明できる.
後期:
1.断面一次モーメントと断面二次モーメントを説明し、計算することができる。
2.はりのたわみとたわみ角を説明し、計算することができる。
3.柱の座屈荷重を説明し、計算することができる。
4.静定トラスの部材力を影響線を描いて計算することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
部材の内部にはたらく力 | 応用的な問題に対して,N図,Q図,M図を描くことができる | 基本的な問題に対して,N図,Q図,M図を描くことができる | N図,Q図,M図を描くことができない |
トラスにはたらく力 | 応用的な問題に対して,トラスの軸力を求めることができる | 基本的な問題に対して,トラスの軸力を求めることができる | トラスの軸力を求めることができない |
構造材料の力学的性質 | 構造材料の力学的性質について説明できる | 構造材料の力学的性質について理解している | 構造材料の力学的性質について理解していない |
断面一次モーメントと断面二次モーメントの計算 | 断面一次モーメントと断面二次モーメントを説明し、計算することができる。 | 断面一次モーメントと断面二次モーメントを計算することができる。 | 断面一次モーメントと断面二次モーメントを計算することができない。 |
はりのたわみとたわみ角の計算 | はりのたわみとたわみ角を説明し、計算することができる。 | はりのたわみとたわみ角を計算することができる。 | はりのたわみとたわみ角を計算することができない。 |
柱の座屈の計算 | 柱の座屈荷重を説明し、計算することができる。 | 柱の座屈荷重を計算することができる。 | 柱の座屈荷重を計算することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前期:
本講義は,1年次後期の「力学基礎」に引き続き,構造力学について学ぶものである.
後期:
これまでに学習した構造力学の内容に加え、静定構造物の変形の計算について学習する。
授業の進め方・方法:
前期:
授業では小テストを多く行う.第1週の確認試験を10%,小テストを50%,中間試験と定期試験を40%として評価する.授業を欠席した場合は後日小テストを行うので,登校後ただちに申し出る必要がある.
後期:
・授業時間に対して倍の時間の予習・復習を行うこと。
・授業時間中に演習課題を課すので、回答ができるようになるまで何度でも復習すること。
注意点:
前期:
本講義で躓くと,後期の「構造力学Ⅱ」が理解できないだけでなく,上級生で学ぶ多くの力学関連の専門科目に影響が出る.分からない内容は適宜復習するだけでなく,積極的に質問等を行い,積極的に学習することを期待する.
後期:
講義で微分、積分をもちいて説明するため、数学的な表現にも慣れておくこと。不明な点は各自でしっかり復習し、わからないことがある場合には、適宜質問をすること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
確認試験 |
「力学基礎」の内容について理解度を確認する
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2週 |
軸力図とせんだん力図 |
N図,Q図,M図について理解する
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3週 |
曲げモーメント図 |
N図,Q図,M図について理解する
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4週 |
複数の集中荷重を受ける場合 |
N図,Q図,M図について理解する
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5週 |
等分布荷重を受ける場合 |
N図,Q図,M図について理解する
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6週 |
モーメント荷重を受ける場合 |
N図,Q図,M図について理解する
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7週 |
多種類の荷重を受ける場合 |
N図,Q図,M図について理解する
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8週 |
中間試験 |
力学基礎の内容を含み,中間試験までの内容について試験を行う
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2ndQ |
9週 |
トラスにはたらく力 |
トラスにはたらく力について理解する.(接点法と断面法)
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10週 |
トラスにはたらく力 |
トラスにはたらく力について理解する.(接点法と断面法)
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11週 |
トラスにはたらく力 |
トラスにはたらく力について理解する.(接点法と断面法)
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12週 |
トラスにはたらく力 |
トラスにはたらく力について理解する.(接点法と断面法)
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13週 |
異方性と等方性/応力とひずみの関係 |
構造材料の力学特性について理解する
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14週 |
フックの法則/応力ひずみ図 |
構造材料の力学特性について理解する
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15週 |
定期試験 |
力学基礎の内容を含み,定期試験までの内容について試験を行う
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16週 |
試験の返却と解説 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
構造力学Ⅱで学ぶことを説明することができる
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2週 |
断面一次モーメント |
図心を計算することができる
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3週 |
断面二次モーメント |
断面二次モーメントを説明することができる
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4週 |
単純ばりのたわみとたわみ角① |
単純ばりのたわみとたわみ角を計算することができる
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5週 |
単純ばりのたわみとたわみ角② |
単純ばりのたわみとたわみ角を計算することができる
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6週 |
片持ちばりのたわみとたわみ角① |
片持ちばりのたわみとたわみ角を計算することができる
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7週 |
片持ちばりのたわみとたわみ角② |
片持ちばりのたわみとたわみ角を計算することができる
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8週 |
後期中間試験 |
後期中間試験までの内容
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4thQ |
9週 |
中間試験の解説 |
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10週 |
柱の座屈① |
柱の座屈荷重を計算することができる.
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11週 |
柱の座屈② |
柱の座屈荷重を計算することができる.
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12週 |
静定トラスの概要 |
部材力の計算をすることができる
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13週 |
支点反力の影響線 |
支点反力の影響線を描いて計算することができる
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14週 |
トラスの影響線 |
部材力の影響線を描いて計算することができる
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15週 |
後期定期試験 |
後期定期試験までの内容
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16週 |
後期定期試験の解説 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |