環境統計学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 環境統計学
科目番号 0149 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 藤田素弘(編)『社会基盤の計画学ー確率統計・数理モデルと経済諸法ー』理工図書,2013年,3200円(+税)
担当教員 湯谷 賢太郎

到達目標

◇二項分布,ポアソン分布,正規分布,ガンベル分布,同時確率密度関数などについて理解し,それについて説明できる.
◇重回帰分析等の多変量解析について理解し,それについて説明できる.
◇線形計画法(図解法、シンプレックス法)や輸送問題などの最適化手法について理解し,それについて説明できる.
◇費用便益分析等の評価手法について理解し,その考え方を説明でき,関する計算ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
確率統計手法の理解様々な確率分布や多変量解析手法について高いレベルで説明できる様々な確率分布や多変量解析手法について説明できる様々な確率分布や多変量解析手法について説明できない
最適化手法の理解線形計画法や輸送問題について高いレベルで説明できる線形計画法や輸送問題について説明できる線形計画法や輸送問題について説明できない
評価手法の理解費用便益分析について考え方を説明でき,これに関する応用的な計算ができる費用便益分析について考え方を説明でき,これに関する計算ができる費用便益分析について考え方を説明できず,これに関する計算ができない

学科の到達目標項目との関係

JABEE B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義は確率統計学を基礎とし,土木計画学や社会基盤計画学とよばれる内容について学ぶものである.
授業の進め方・方法:
確率の基礎から始め,記述統計学と推測統計学,さらには基礎的な土木計画学の内容について学ぶ。
評価方法:
提出された課題により評価する(最終課題50%)
注意点:
計画学の内容は,実務において重要となる事項を多く含んでいる.さらに,高いレベルで勉強を続ける上でも重要となる.しっかりと身に着けてもらいたい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,社会基盤計画の意義と手法 講義の進め方,社会基盤計画の重要性と理念について説明する(MCC)
2週 観測値のばらつきと確率分布① さまざまな基礎統計量と正規分布,標準正規分布について理解する(MCC)
3週 観測値のばらつきと確率分布② 様々な確率分布と,同時確率分布と周辺確率分布について理解する(MCC)
4週 条件付確率とベイズの定理 条件付確率とベイズの定理について理解する
5週 計画における統計的手法① データ尺度,記述統計の基礎,統計的検定の基礎,母平均の検定について理解する
6週 計画における統計的手法② 等分散の検定,最尤法,区間推定,標本調査法について理解する
7週 多変量データの解析① 分散分析,回帰分析について理解する(MCC)
8週 中間試験 実施しない
4thQ
9週 多変量データの解析② 数量化理論,主成分分析,因子分析について理解する
10週 確率過程モデル マルコフ連鎖,待ち行列モデルについて理解する
11週 線形計画法① 図式解法,シンプレックス法について理解する(MCC)
12週 線形計画法② 輸送問題について理解する
13週 建設プロジェクトのマネジメント手法 プロジェクトマネジメントの基礎的事項について理解する
14週 社会経済分析 産業関連分析,費用便益分析について理解する(MCC)
15週 社会資本整備制度 PPP,入札制度について理解する
16週

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
統計手法の理解と応用・最適化手法の理解と応用・評価手法の理解と応用100100