到達目標
1、社会学の基本的な概念や考え方を理解し、社会学的な見方を見につけること。
2、現代社会の構造や諸問題を社会学的観点から分析・理解したうえで、自分自身に関わる問題として引き受け、自分の考えを明確化すること。
3、現代社会の諸問題に関する他者の考えを尊重し、それに対して自分の考えを相対化すること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 社会学の基本的な概念や考え方を理解し、それを自分の言葉で説明できる。 | 社会学の基本的な概念や考え方を知っている。 | 社会学の基本的な概念や考え方を知らない。 |
評価項目2 | 現代社会の諸問題について自分の考えを述べることができる。 | 現代社会の諸問題について自分の考えを持つことができる。 | 現代社会の諸問題について自分の考えを持つことができない。 |
評価項目3 | 他者の考えを理解し、それに対して自分の考えを位置づけることができる。 | 他者の考えを理解することができる。 | 他者の考えを理解できない、あるいは理解できても尊重することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程 1(2) 社会の理解と教養
JABEE A-1 人間性と健康な心身
教育方法等
概要:
現代社会の諸問題について、社会学の概念による分析を試みる。その上で、そうした諸問題に対して各自で考え、その考えを自分の言葉で表現する。
授業の進め方・方法:
適宜プリントを配布し、基本的には講義形式で進める。授業ごとにリアクションペーパー等を提出し、次回授業時にフィードバックして内容を共有し、検討する。また、この科目は学修単位科目のため、授業90分に対して、配付資料や図書・ウェブ上の資料を用いて、予習・復習を合わせて180分以上行うこと。
注意点:
授業で取り上げる諸問題は現在進行形の問題であり、それに関して日々様々なニュースが流れているので、それらのニュースに敏感であること。本科目を履修する学生は、社会学Aは履修できないので注意すること
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション 社会学とは何か? |
社会学という学問について理解する。
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2週 |
.現代社会における同質化傾向 ーSNSと結束型の社会関係ー |
SNS社会に特徴的な関係性について理解し、自分の考えを述べられるようにする。
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3週 |
社会関係資本と趣味縁 |
橋渡し型の社会関係資本の利点を理解し、自分の考えを述べられるようにする。
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4週 |
方法論的集団主義と「自殺論」 |
自殺と社会構造の関係について理解し、自分の考えを述べられるようにする。
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5週 |
未婚化と少子化 |
社会問題としての未婚化と少子化について理解し、自分の考えを述べられるようにする。
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6週 |
近代的「家族」観の形成 |
家族観の形成の歴史から現代の家族観を相対的に理解する。
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7週 |
ジェンダーとセクシュアリティ |
ジェンダーやセクシュアリティについての基本的な理論を理解し、自分の考えを述べられるようにする。
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8週 |
前半のまとめ |
ここまでに扱ったテーマに関する知識・考えを整理する。
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4thQ |
9週 |
ナショナリズム① ーオリンピックとナショナリズムー |
オリンピックに見られるナショナリズムについて、自分の考えを述べられるようにする。
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10週 |
ナショナリズム② ―ナショナリズムとエスニシティ― |
ナショナリズムとエスニシティについて理解し、自分の考えを述べられるようにする。
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11週 |
グローバル化① ―移民問題― |
移民に関わる利点や問題について理解し、自分の考えを述べられるようにする。
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12週 |
グローバル化② ―グローバル化のもたらすもの― |
グローバル化の意味について理解し、自分の考えを述べられるようにする。
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13週 |
社会学の歴史① コント、スペンサー |
社会学第一世代の考えについて理解する。
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14週 |
社会学の歴史② ジンメル、ウェーバー |
社会学第二世代の考えについて理解する。
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15週 |
社会学の歴史③ シカゴ学派、パーソンズ |
社会学第三世代の考えについて理解する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| レポート | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |