土木総合学習Ⅲ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 土木総合学習Ⅲ
科目番号 0251 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 土木技術体系化研究会(編纂)『土木技術検定試験-問題で学ぶ体系的知識-』ぎょうせい,2011年,2381円+税,510.7||D81d
担当教員 虻川 和紀

到達目標

公務員試験相当の問題を解くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
公務員試験相当の問題公務員試験相当問題の,応用問題を含め解くことができる公務員試験相当問題の,基本問題を解くことができる公務員試験相当問題の,基本問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義は,これまで学んできた土木分野の問題を,公務員試験相当問題を解く演習を通じて理解を深めるものである.
授業の進め方・方法:
毎回の講義は,基本的内容の解説と実際の演習によって構成される.講義は構造力学,土質力学,水理学,その他の内容で構成される.講義には確認テストの回を含む場合がある.講義は専攻科生が担当する.

注意点:
本講義では,先輩である専攻科生が講義を担当する.そのため,教員とは違った視点で話を聞くことができるであろう.座学の講義でよくわからなかったところは,この機会に理解するチャンスである.積極的に講義に参加し,たくさん質問してもらいたい.
また,授業に出席するにあたっては,構造力学,土質力学,水理学等の講義で用いた教科書やノートを適宜持参して参照すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(講義の進め方の説明.講師の紹介.)
2週 構造力学の学習① 構造力学の演習問題を解くことができる
3週 構造力学の学習② 構造力学の演習問題を解くことができる
4週 構造力学の学習③ 構造力学の演習問題を解くことができる
5週 鉄筋コンクリート工学の学習 鉄筋コンクリート工学の演習問題を解くことができる
6週 土質力学の学習① 土質力学の演習問題を解くことができる
7週 土質力学の学習② 土質力学の演習問題を解くことができる
8週 土質力学の学習③ 土質力学の演習問題を解くことができる
2ndQ
9週 水理学の学習① 水理学の演習問題を解くことができる
10週 水理学の学習② 水理学の演習問題を解くことができる
11週 水理学の学習③ 水理学の演習問題を解くことができる
12週 測量学① 測量学の演習問題を解くことができる
13週 測量学② 測量学の演習問題を解くことができる
14週 その他分野① その他分野の演習問題を解くことができる
15週 その他分野② その他分野の演習問題を解くことができる
16週 成績通知

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。4前1
断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。4前1
各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。4前1
トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。4前1
節点法や断面法を用いて、トラスの部材力を計算できる。4前1
影響線を利用して、支点反力や断面力を計算できる。4前1
影響線を応用して、与えられた荷重に対する支点反力や断面力を計算できる。4前1
ラーメンの支点反力、断面力(軸力、せん断力、曲げモーメント)を計算し、その断面力図(軸力図、せん断力図、曲げモーメント図)を描くことができる。4前1
応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係を理解し、弾性係数、ポアソン比やフックの法則などの概要について説明でき、それらを計算できる。4前1
断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。4前1
はりのたわみの微分方程式に関して、その幾何学的境界条件と力学的境界条件を理解し、微分方程式を解いて、たわみやたわみ角を計算できる。4前1
圧縮力を受ける柱の分類(短柱・長柱)を理解し、各種支持条件に対するEuler座屈荷重を計算できる。4前1
地盤土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。3前1
土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。3前1
ダルシーの法則を説明できる。3前1
透水係数と透水試験について、説明できる。3前1
透水力による浸透破壊現象を説明できる。3前1
土の圧密現象及び一次元圧密理論について、説明できる。3前1
圧密沈下の計算を説明できる。3前1
有効応力の原理を説明できる。3前1
水理水理学で用いる単位系を説明できる。3前1
静水圧の表現、強さ、作用する方向について、説明できる。3前1
平面と曲面に作用する全水圧の大きさと作用点を計算できる。3前1
浮力と浮体の安定を計算できる。3前1
完全流体の運動方程式(Eulerの運動方程式)を説明できる。3前1
連続の式を説明できる。3前1
ベルヌーイの定理を説明でき、これを応用(ベンチュリーメータなど)した 計算ができる。3前1
運動量保存則を説明でき、これを応用した計算ができる。3前1

評価割合

確認テスト課題合計
総合評価割合4060100
三力等の基礎能力4060100