建設プロジェクト実践

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建設プロジェクト実践
科目番号 0254 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じて授業中に配布する
担当教員 石井 建樹

到達目標

問題解決型の課題について,これまでの学習内容を応用するとともに,必要に応じて調査することで協力して課題を解決する.
KJ法やマインドマップなどのブレインストーミングを実施して,独自の問題解決方法を模索する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ブレインストーミングブレインストーミングを通じて効果的な解決方法を見出すことができるブレインストーミングを実施できるブレインストーミングを実施できない
情報収集自ら進んで必要な情報を収集し,自らの学習に役立てることができる種々のツールを用いて情報収集できる情報収集ができない
コンピュータシミュレーション問題解決のために効果的にコンピュータを利用できるコンピュータを利用して計算ができるコンピュータを利用して計算ができない
PBLワーク問題解決型の課題に取り組み,試行錯誤しながら問題を解決できる助言を得られれば,問題を解決できる助言を得ても問題解決することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実践的な課題に取り組む中でPBLワークに取り組み、これまで学んだ知識や技術の活かし方を実践する。
授業の進め方・方法:
・課題実施のために、事前調査、課題達成に向けた準備などを自主学習に役立てること。
・建設プロジェクトの全体像を調査して理解しつつ,課題達成に向けたフローを計画すること。
注意点:
これまでに学習した多くの知識を利用する。特に、微分方程式や行列計算については十分に復習し、数学的な表現に慣れておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 実践的な課題のガイダンス 実践的な課題と学習内容の説明
2週 ブレインストーミング 課題達成に向けた計画をブレインストーミングにより見出す
3週 ブレインストーミング 課題達成に向けた計画をブレインストーミングにより見出し,他者からの意見によって修正する
4週 問題解決に向けた企画作業の実践 課題達成に向けて具体的な情報収集・自学自習・コンピュータシミュレーションを実践する。
5週 問題解決に向けた企画作業の実践 課題達成に向けて具体的な情報収集・自学自習・コンピュータシミュレーションを実践する。
6週 問題解決に向けた企画作業の実践 課題達成に向けて具体的な情報収集・自学自習・コンピュータシミュレーションを実践する。
7週 問題解決に向けた企画作業の実践 課題達成に向けて具体的な情報収集・自学自習・コンピュータシミュレーションを実践する。
8週 後期中間試験 口頭試問により、具体的な課題の成果を評価する
4thQ
9週 コンピュータシミュレーションやものつくり課題 コンピュータシミュレーションを利用したり、実践的なものつくり課題に取り組み、実際の問題点を体験する。
10週 コンピュータシミュレーションやものつくり課題 コンピュータシミュレーションを利用したり、実践的なものつくり課題に取り組み、実際の問題点を体験する。
11週 コンピュータシミュレーションやものつくり課題 コンピュータシミュレーションを利用したり、実践的なものつくり課題に取り組み、実際の問題点を体験する。
12週 コンピュータシミュレーションやものつくり課題 コンピュータシミュレーションを利用したり、実践的なものつくり課題に取り組み、実際の問題点を体験する。
13週 コンピュータシミュレーションやものつくり課題 コンピュータシミュレーションを利用したり、実践的なものつくり課題に取り組み、実際の問題点を体験する。
14週 コンピュータシミュレーションやものつくり課題 コンピュータシミュレーションを利用したり、実践的なものつくり課題に取り組み、実際の問題点を体験する。
15週 後期定期試験 口頭試問により、具体的な課題の成果を評価する
16週 予備

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。4
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。4
コンクリートの長所、短所について、説明できる。4
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。4
配合設計の手順を理解し、計算できる。4
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。4
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。4
コンクリート構造の種類、特徴について、説明できる。4
コンクリート構造の代表的な設計法である限界状態設計法、許容応力度設計法について、説明できる。4
構造断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。4後7
断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。4後7
各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。4
トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。4
節点法や断面法を用いて、トラスの部材力を計算できる。4
影響線を利用して、支点反力や断面力を計算できる。4
影響線を応用して、与えられた荷重に対する支点反力や断面力を計算できる。4
ラーメンの支点反力、断面力(軸力、せん断力、曲げモーメント)を計算し、その断面力図(軸力図、せん断力図、曲げモーメント図)を描くことができる。4後7
応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係を理解し、弾性係数、ポアソン比やフックの法則などの概要について説明でき、それらを計算できる。4
断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。4
はりのたわみの微分方程式に関して、その幾何学的境界条件と力学的境界条件を理解し、微分方程式を解いて、たわみやたわみ角を計算できる。4
圧縮力を受ける柱の分類(短柱・長柱)を理解し、各種支持条件に対するEuler座屈荷重を計算できる。4後7
仮想仕事の原理を用いた静定の解法を説明できる。4
構造物の安定性、静定・不静定の物理的意味と判別式の誘導ができ、不静定次数を計算できる。4
重ね合わせの原理を用いた不静定構造物の構造解析法を説明できる。4
鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。4後7
橋の構成、分類について、説明できる。4後7
橋梁に作用する荷重の分類(例、死荷重、活荷重)を説明できる。4後7
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。4後7
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。4後7
鋼桁橋(プレートガーダー橋)の設計の概要、特徴、手順について、説明できる。4後7

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合4001010400100
基礎的能力1000015025
専門的能力20051025060
分野横断的能力100500015